書籍情報
- 『江戸の寺子屋入門-算術を中心として』
- 編者:佐藤健一、著者:大竹茂雄・野口泰助・安富有恒・千喜良英二・ 弦間耕一・ 佐藤健一
- 出版社:研成社、1996年
- 対象:古文書初心者~上級者
- 概要:江戸時代の文字だけでなく数字にも強くなれる!本。
紹介文
古文書はもとより、数学がお好きな方にオススメな一冊。また数学な苦手な方は逆に、この一冊で数学に興味を持つことができるかもしれません。
江戸時代は算術が庶民の間でも流行っていました。本書は寺子屋の「読み・書き・そろばん」の読み書きだけでなく、そろばん――寺子屋で教えた計算方法などについても書かれている本です。
また、全国の寺子屋数、年代別 一校当たりの平均寺子数、どの水準まで教えたか、などお役立ち情報も多々あります。
三貨制度の貨幣単位、長さや広さなどの度量衡なども現代の私達にはなかなか理解しづらいです。しかし古文書を学ぶ以上、単位や数字は避けては通れません。また昨今、和算(わさん:日本古来の数学)や江戸時代の和算家・関孝和の功績は見直されいます。
解説が詳細で丁寧なので、江戸時代の単位や数字あたりをわからないで済ましてきてしまった方はもちろんのこと、古文書中・上級者にもオススメの手引書です。
オススメの本
手引書
近世概論
13.三大改革 14.ライフサイクル 15.百姓たち 16.近世史