くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

古文書ネット

  1. HOME
  2. 資料集
  3. 暦講座

暦講座その2

十干とは

十干

木(き)の 火(ひ)の 土(つち)の
兄(え) 弟(と) 兄(え) 火の弟(と) 兄(え) 弟(と)
きのえ・コウ きのと・オツ ひのえ・ヘイ ひのと・テイ つちのえ・ボ つちのと・キ
金(か)の 水(みず)の
兄(え) 弟(と) 兄(え) 弟(と)
かのえ・コウ かのと・シン みずのえ・ジン みずのと・キ

十干(じっかん)とは

十干とは、陰陽五行の木火土金水の五気が更に「兄弟(えと)」の陰陽に分かれたものです。

例えば上の図のように木気は木の兄(甲)、木の弟(乙)に、火気は火の兄(丙)、火の弟(丁)といったように分化します。

十干の用途ですが、十二支と組み合わせて甲子(きのえね)とか乙丑(きのとうし)とか丙寅(ひのえとら)などと、干支(えと)して用いられることが多いです。

ちなみに平成28年の干支は丙申(ひのえさる)で、十干が丙(ひのえ)、十二支が申(さる)です。

昔の暦に記載される代表的な八将神金神歳徳神の方角の吉凶を占う神トリオは、その年の十干でその神様の所在方位が決まります。

しかしそれ以外は余り十干を単独で問われるケースはなく、基本的に十干は一人じゃ何にもできない符号です。私のようだ!

というわけで、いま急いで汗を流しながら十干の甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の全ての読み方を覚える必要は特にありません。

ポイントとして、十干+十二支=干支(えと)であることさえ押さえておけば、古文書を解読する際、そんなに困るようなことはないでしょう。

  

参考文献

吉野 裕子 『陰陽五行と日本の民俗 』(人文書院 、1983年)

暦講座

1.陰陽五行説/2.十干/3.十二支/4.干支/5.八将神/6.金神/7.歳徳神/8.二十八宿/9.十二直

関連リンク

伊勢暦

1.伊勢暦とは/2.年号と干支/3.三鏡宝珠形/4.歳徳神/5.金神/6.八将軍/7.土公神

8.月の大小/9.月の干支/10.二十八宿と七曜/11.暦日の暦注/12.十二直

引札暦

1.引札暦とは/2.略暦とは/3.神武天皇即位紀元/4.大小とは/5.戦前の祝日

6.甲子、庚午とは/7.二十四節気と雑節/8. 日曜表/9.引札暦その2/10.三鏡宝珠形

11.歳徳神/12.金神/13.八将軍/14.干支のお祭り/15.八専/16.旧暦の大小

日付の解読

1.十干の解読/2.十二支の解読/3.閏月の解読