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度量衡講座その8

1両っていくら?金貨の換算

金貨の単位

金1両=4分=16朱/金貨は主に東国で、上級武士が使いました。

金1両っていくら?

金1両は現代で約75,000円です。

計算式

1.一石は150kgです。※石高(こくだか)とは参照のこと

2.現代のお米の相場を5kgで2,500円とします。

3.この相場のお米一石の金額は、150kg×2,500円÷5kg=75,000円です。

4.江戸時代、金一両でほぼ一石の米が買えたので、金一両=一石=約75,000円

解説

江戸時代の貨幣には、金貨、銀貨、銭貨の3つがあり、両は金貨の単位です。

金1両は75,000円ではなく、75,000円としたのは、お米の相場は変動するからです。

仮にお米の相場が一定だとしても、お米はブランドによっても5kgで1,300円~3,000円くらいの違いはありますので、1両はいくらかなんて、正確な数字をバシッと言うことは誰にもできません。

逆に言えば、自分で上記の計算式を立てられれば、一両がいくらなのか、自分の経済感覚でその値を求めることができます。

そうは言っても、いちいち計算するのが面倒くさいという方は、一両は約75,000円くらいと覚えておいても別段問題ないでしょう[註1]。

金1分っていくら?

金1分は現代で20,000円弱です。

江戸時代の金貨は「両」の他にも、「分」「朱」という単位があります。

「分」は、比率を示す語で、1両=4分、すなわち両の4分の1です。金1両を75,000円とすると、75,000÷4=18,750。約20,000弱になります。

金1朱っていくら?

金1分は現代で5,000円弱です。

「朱」は、貨幣の単位で、金一両=4分=16朱です。金1両を75,000円とすると、75,000÷16=4687.5。約5,000円弱になります。

  

補註

註1:佐藤健一氏『和算で遊ぼう!―江戸時代の庶民の娯楽 』(かんき出版 、2005年 )においても金1両は現代で約75,000円としている。

くずし字で貨幣の解読

貨幣の解読

度量衡講座

1.石高(こくだか)とは/2.面積の単位/3.石盛(こくもり)とは

4.石盛と石高を極める・1/5.石盛と石高を極める・2

6.1貫の重さ/ 7.江戸時代の貨幣/8.金貨の換算

9.銀貨の換算/10.銭貨の換算

  

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