くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

古文書ネット

  1. HOME
  2. 解読講座
  3. 村明細帳

村明細帳その2

大岡越前御検地

史料

村明細帳

※無断転載禁止

解読文

元文元辰年 大岡越前守様御検地  私領・寺社領・入会無御座候

一 高三百弐拾石八斗三升八合

武蔵国多摩郡 大沼田新田 江戸江道法七里

用語

大岡越前(おおかえちぜん):大岡忠相(おおおか ただすけ)のこと。この時(元文元年)59歳、享年75。

私領(しりょう):御領(ごりょう(天領))に対し、大小名領・旗本領・寺社領のこと。 

寺社領(じしゃりょう):神社や寺が領有(領地としてもつこと)する土地。

入合(いりあい):一定地域内の住民や村方が、山林・原野などを共同で利用し収益を得ること。肥料や飼料用の草、薪炭(しんたん)材、家作(かさく)のための木材などを採取した。

道法(どうほう):道のり

現代語訳

私どもの村は、元文元年(江戸中期)に大岡越前守様が御検地された幕府領であり、その他の大名や寺の土地はなく、他村と共同利用する山林もありません。

私どもの村の土地の生産量は、320石8斗3升8合で、武蔵国多摩郡大沼田新田(現在の東京都小平市)と言います。江戸への道のりは、7里(約27km)になります。

解説

史料はこれから見ていく村明細帳の冒頭です。町奉行として有名なあの大岡越前が村明細帳に登場。大岡越前の屋敷は東京都小平市にあったとされています。

  

史料情報

  • 小平市立図書館所蔵 當間家文書『村方銘細帳』(D-4-4)元文元年
  • 当サイトは小平市立図書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

村明細帳

1.村明細帳とは/2.大岡越前御検地/3.用水、小物成、家数

4.鷹場、御林、水車/5.圦樋、城跡、御巣鷹山

サイト内リンク

百姓往来

1.百姓往来とは/2.仁徳天皇の仁政

3.孝(こう)/4.弟(てい)/5.忠(ちゅう)

6.信(しん)/7.耕作の道具/8.年貢の納め方、助郷

江戸時代の繋がりと地域社会

1.はじめに/2.年貢の課せられ方/3.村の組織図

4.五人組の役割/5.男性家長の役割/6.地域で支え合う介護

7.老後の生活/8.父親中心の子育て/9.仮の親子関係

10.子供は村の子/11.子育てネットワーク/12.超個人主義の果てに