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古文書概論13

古文書の資格取得 体験談

概要

古文書に興味があっても、何から手をつけていいのかサッパリわからない…。

というのが初学者とって一般的な悩みではないでしょうか。私自身がそうでしたので、学習チェックリストを作製。また当教室や近所のサークルなどもお薦めです。

私は一〇年前以上前にNHK学園古文書を読む」講座を受講して、社会通信教育協会で認定する生涯学習インストラクター(古文書)目指して学習しました。

体験談は以下の通り。難易度はあくまで、十数年前以上による当サイト運営者の感想で、優しい・ふつう・難しいの3段階で示しました。

体験談

生涯学習2級インスラクター(古文書)

1.基礎コース

  • 受講開始から終了までの平均期間約一年。難易度:ふつう
  • 課題レポート10回。評価はABCの3段階。
  • レポート10回分通して8割~9割以上A評価をもらわなければならない。

2.応用コース

  • 受講開始から終了までの平均期間約一年。難易度:難しい
  • 課題レポート8回。評価はABCの3段階。
  • レポート8回分通して8割~9割以上A評価をもらわなければならない。

1と2をクリアすれば2級はゲット。約二年かかることは覚悟しましょう。

生涯学習1級インスラクター(古文書)

3.解読実践

  • 受講開始から終了までの平均期間約一年。難易度:難しい
  • 課題レポート10回。評価はABCの3段階。
  • レポート10回分通してほとんど全てA評価をもらわなければならない。

4.解読実践 再受講

  • 毎年教材が新しくなる。
  • 受講開始から終了までの平均期間約一年。難易度:難しい
  • 課題レポート10回。評価はABCの3段階。
  • レポート10回分通してほとんど全てA評価をもらわなければならない。

古文書1級は2級を取得しておかなければならなず、更に上記3と4をクリアし、その後論文提出アリ。1級取得にも論文提出を含め、最低でも三年はかかるかなと。かつて入手したウラ情報ですが、古文書資格取得者の平均年齢は七〇代~八〇代です。

論文について

私は1級取得のために提出した論文が一度目は却下、門前払いをくらいました。二度目の論文は受理されたものの、論考にやや無理があると再提出をつきつけられました。

そこで歯を食いしばって、自分の研究テーマの文書を収蔵している図書館に再び通い詰め、論文を書きなおし、三度目でやっと合格。かくして私は論文だけで約三年の年月を費やしました。基礎コースから数えると、1級取得のために私は合計で約一〇年の年数がかかりました。

詳細は拙著『古文書講師になれました』参照のこと。

結び

以上です。うんざりするでしょう?(笑) もとい、私がぱっぱらぱーもしくは学園からの愛の鞭と了解しておきましょう!基礎コース前に現在は?「はじめての古文書」というコースもあるので、そちらからスタートする方法もアリ。

学園のまわし者みたいですが、レポートの添削は非常に丁寧。その中にはたまたま油井先生に添削していただいたレポートもあり、私などと違い達筆でいらっしゃいます。

また先生を目指す方に蛇足ながら、古文書に限らず生涯学習は全般に、資格があるからなれるとか、ないからなれないとかいう世界ではないです。ご縁を大切に、地域活動している方がむしろ手っ取り早いと思います。

ごちゅうい

繰り返しになりますが当頁記載事項は、当サイト運営者が受講した当時のNHK学園講座受講の体験談です。講座情報に関しては、現在と相違があるかもしれませんので予めご了承ください。

古文書概論

7.くずし字の覚え方 8.学習方法その1 9.その2

10.書けなくてもいい? 11.漢文との違い 12.読む意義

13.資格取得 14.読む猫 15.向いているかな判定

16.学習チェックリスト

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文書館国立国会図書館/漱石『こゝろ