解読
その1

御

膳
偏の「月」は、古文書においてもこの様にくずします。右下は口の形を残しており、わかった部首などから当てをつけて解読するのがコツ。ですが、これは難読ですね。「御前」と解読できました。
その2

き

そ
「楚」をくずした変体仮名。現行の平仮名「そ」は「曽」をくずした字体。

は
「者」をくずした変体仮名。現行の平仮名「は」は「波」をくずした字体。「きそば」と解読できました。
その3

?
右側の旁(つくり)が「見」ぽい。でも左側がわからない…そんな時は前後関係から推測。

親子丼
一字だけ切り取ると却ってわからないですが、古文書では前後を見ると簡単に読めることが多いです。
その4

?
これも一字だけ切り取ってみると、仮名の「え」にも見えますし、漢字「元」をくずしたようにも見えます。

天どん
「え」でも「元」でもなく、地味に難しいくずし方をしている「天」でした。
答え

御膳 きそば/天どん、親子どん
現代で使われているただの割り箸ですが、いざ解読しようと思うと結構頭を抱える包装です。(笑)(画像下の住所・店名は当サイトで書き変えました。ご了承ください。)
身近なくずし字
1.割り箸 初級 2.割り箸 中級 3.のし 4.日本酒 5.贈答品