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古文書概論その3

古文書の文字の種類

古文書の文字は、くずし字、異体字、変体仮名の3つ!

資料1

古文書の文字の種類

問題

上記資料1のくずし字、異体字、変体仮名はそれぞれ何の文字を表わしているでしょうか?

答え

上記資料1のくずし字と異体字は共に「図」という漢字を、変体仮名は「図」の仮名である「づ」を表わしています。

解説

資料1の「図」のくずし字は、厳密に言うと常用漢字の「図」をくずした文字ではなく、図の異体字(旧字)である「」をくずした文字です。余談ですが国構え「囗」のくずし方は、資料1の通り左右にチョンチョンと「、」を入れます。

異体字とは、標準の字体とは異なるけど意味・発音が同じで通用する漢字のことです。異体字の例として他には「対」「会」に対して「對」「會」などがあります。

さて、「図」の仮名は本来は「ず」です。しかし古文書では、歴史的仮名遣いの混乱によって「ず」は「づ」に置換わることも珍しくないので、「図」の仮名はあえて「づ」としました。

改めて資料1の変体仮名の字体を見てみましょう。これは「川」をくずした仮名の「つ」です。このように現在とは異なる字体の仮名を変体仮名(へんたいがな)と呼びます。

ちょっと難しかったかもしれませんが、古文書の文字の種類は、「くずし字」「異体字」「変体仮名」の3つあるということだけ覚えておいてください。

  

古文書概論

1.古文書(こもんじょ)とは/2.古文書の特徴/3.文字の種類/4.文字の書き方の歴史

5.江戸時代の古文書の種類/6.最初に覚えること/7.くずし字の覚え方/8.学習方法その1

8.学習方法その2/9.古文書の魅力/10.古文書資格取得/11.古文書を読む猫/12.古文書判定

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