くずし字で楽しむ江戸時代

古文書ネット

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インフォメーション

はじめに

序文

あるひと曰く「およそ草写(そうしゃ:くずし字)は読み難(がた)く、真書(しんしょ:楷書)は読み易(やす)し」と。先生曰く「然らず。能く真(しん)を読む者はまた能く草(そう)を読む」と。衆(西笑承兌・玄圃霊三)、ますます悦ばず。一座(周りの人)、皆、驚く。林羅山『一 惺窩先生行状_羅山林先生文集』

差上申一札之事

本サイト主旨

古文書(こもんじょ)を所蔵する公共施設に、文書館(もんじょかん)があります。そこで見つけたゴミかと思う文書(失礼!)も、じっくり解読してみると意外に面白かったりします。

当サイトは、そんな私の個人的な古文書学習ノート。でしたが、年々カタカナが人口に膾炙(かいしゃ)して、このままだと常用漢字ですら生き残れないんじゃないかと心配になってきました。かくしてサイトの目的が苟(いやしく)も、私が出会った昔の書き方の保存、という意味合いが強くなってきました。

そうは言っても万年初心者な自分が一番どうにかならないかと思います…otz(絵文字も古い?)

サイト構成

さて、当サイトのカテゴリは基礎講座解読講座浮世絵資料集と大きく四つに別れていますが、特に読む順番とかはないです。好きなところからお読みください。対象者は、全くの初学者を中心にどなたさまでも問題ないです。

難しいと思ったページは、意欲があれば解読に挑戦してもいいですし、すっ飛ばして後で振り返るのもいいと思います。史料直下には基本的に解読文を、意味が通じないものは現代語訳も併せて掲載しています。

取り扱う文書

古文書は一般に、地域色の強いローカルな分野です。当サイトが掲載している古文書は、私が埼玉に住んでいることもあって、埼玉県立文書館及び東京都小平市立図書館から許可をいただいて掲載しています。

取り扱う文書の時代は、江戸時代が中心です。理由についてはこちらをご参照ください。古文書の書風は、同じ時代のものにあっては、筆法をはじめ共通の書き振りがあります。

よって当サイトで取扱う武蔵国(東京・埼玉)の近世文書と、他の地域に遺る近世文書において、書風で問題になることはまずないと思います。一方で、地方史の魅力として埼玉県民でもほとんど知らない吉田市右衛門鷹場文書などもご紹介もしています。

ついで申し上げると、現存の古文書全体から見れば、破損している文書の方が圧倒的に多いです。当サイトは比較的状態のよい文書を取り上げていますが、少々不鮮明な文書に遭遇してもしてやってください。

転載禁止

テキストおよび、史料含む画像の転載を媒体問わず固く禁じます。また当サイト掲載史料について、いかなる場合もデータのご提供は出来かねますので予めご了承ください。

リンクについて

当サイトはリンクフリーです。バナーがご入用の方はリンク集に置いてます。

武州 尾張鷹場村 古文書ネット管理人 宇野藍子