くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

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名前の解読その4

国司(こくし)の解読その1

史料

国司/姓+国名+守(かみ)

久水相模守 秋元但馬守 水野出羽守殿
久水相模守 秋元但馬守 水野出羽守殿
ひさみずさがみのかみ あきもとたじまのかみ みずのでわのかみどの
「相」はひらがの「お」みたいですね。「相」は古文書超頻出用語です。相模は現在の神奈川県です。 「秋」に限らず春,夏,秋,冬のくずし字はどれも結構クセがあります。但馬は現在の兵庫県の北部です。 「野」が特に難しいのですが、これが典型的な「野」のくずし字です。出羽は現在の山形県と秋田県です。
大岡越前守 細川越中守 古川山城守
大岡越前守 細川越中守 古川山城守
おおおかえちぜんのかみ ほそかわえっちゅうのかみ ふるかわやましろのかみ
町奉行で有名のあの大岡越前です。ちなみに彼の屋敷は現在の東京都小平市にありました。 「守」はこの様に独特なくずし方をします。記号だと思ってこのカタチを覚えしまってください。 山城は現在の京都府です。「城」のくずし字がクセがありますが、基本的な「城」のくずし字です。
筒井肥前守 黒田豊前守 大久保駿河守
筒井肥前守 黒田豊前守 大久保駿河守
つついひぜんのかみ くろだぶぜんのかみ おおくぼするがのかみ
余りくずされてないので読みやすですね。肥前は現在の佐賀県と長崎県です。 これはまた見事に何もくずされてない!そういうラッキーな時もあります。豊前は現代の福岡件と大分県です。 「駿」が難しいですが、「河」をなんとか解読して、「河」のつく国名は・・・あ、駿河だ!とひらめきも大切です。

ひとくちメモ

あなたのお住まいの国や好きな国はこの中にありましたでしょうか。江戸時代、別段その国を治めてなくても、全く関係ない国名で国司を名乗っている武士がたくさんいました。要するに名誉職です。その点だけちょっと注意が必要です。

  

名前

官職名

1.官職名その1/2.官職名その2/3.官職名その3/4.国司その1/5.国司その2

固有名詞

6.武士の名前/7.左衛門/8.右衛門/9.兵衛・郎/10.助・蔵・数字など

動物

11.動物の名前

  

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数字

1.十干の解読/2.十二支の解読/3.閏月の解読/4.金の解読

5.銀の解読/6.銭の解読/7.永の解読/8.面積・量の解読

例文集

古文書例文集1-34-67-910-12

村入用帳

1.村入用帳とは/2. 表紙/3.名主給と定使給/4.通信費・光熱費など

5.権化・旅僧・座頭など/6.御用の為の交通費/7.合計額を算出してみよう!

8.相違無御座候/9.差出人・村の人々の名前/10.宛名と返信