くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

古文書ネット

  1. HOME
  2. 入門講座
  3. 小学算術書

小学算術書その4

算数に使う符号

史料

小学算術書

※無断転載禁止

左ページ解読文

第四節/符号の事

+は、よする、しるしなり、○加算の、符といふ、

-は、ひく、しるしなり、○減算の符といふ、

×は、かける、しるしなり、○乗算の、符といふ、

÷は、わる、しるしなり、○除算の、符といふ、

=は、同じ数の、しるしなり、○同数の、符といふ、

?は、問ひの、しるしなり、○疑問の、符といふ、

第五節/加算

解説

二行目の「符号の事」の「号」は、「号」の異体字である「號」で記されています。現代では余り見慣れない文字ですが、古文書で「号」は「號」と書くので覚えておいてください。

なお、「号」の異体字は、異体字一覧の11番で併せてチェックしてみてください。

三行目の「よする」(与する)の「す」は変体仮名で、「春」をくずした文字です。現在私たちが使っている平仮名の「す」は「寸」をくずした文字です。

最後は?マークの説明までしていて、外国の文化を取り入れ始めた時代ならではの教科書らしさが出ていて、面白いですね。

  

史料情報

  • 表題:小学算術書 巻一 師範学校彫刻
  • 年代:明治 6. 3.(1873)/出所:文部省/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館収蔵 大舘氏収集文書274
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

小学算術書

1.小学算術書とは/2.先生と生徒の数/3.茶碗、鶴、俵

4.算数に使う符号/5.旗、桃、傘/6.墨、靴/7.檎、魚、兎

8.机、見台等/9.小銃、屏風等/10.北斗七星、北極星

11.騎兵、蝶、手習/12.兵卒、蝉、人形/13.蜂の巣、桜等

14.羅紗、蒸気船

サイト内リンク

近代文学で覚える異体字と歴史的仮名遣い

1.はじめに/2.夏目漱石「こゝろ」/3.坂口安吾「堕落論」

4.葛西善蔵「子をつれて」/5.太宰治「待つ」

6.宮沢賢治「どんぐりと山猫」/7.高見順「あるリベラリスト」

絵入知慧の環

1.絵入知慧の環とは/2.いろは歌/3.いぬ、にはとり、ほたる

4.わらび、ねこ、うし/5.いのしし、おほかみ、こま/6.さくら、みかん、すずめ

7.数字の読み方/8.父母の書き方/9.父母の呼び方/10.東西南北

11.左右上下/12.天地/13.日月/14.日はひがしよりいでて

15.日のいづるかたに/16.あたまのかたは/17.日月は天にかがやき

18.春夏秋冬/19.春は花見、夏は涼み/20.秋は月見、冬は雪見

21.各月の行事、風物詩/22.田をすくさま、種まき

23.苗代、苗、田植/24.田の草取り、稲/25.稲をこぐ、臼をひく