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江戸時代の暮らし

江戸時代の食べ物3 海産物(魚、軟体、海藻)

概要

文久二年(1862)はしかが流行した際にはしか絵が大量作成。この錦絵には、はしか養生中に「食してよき物」「食して悪しき物」の記載アリ。当頁では、海産物をリストアップしました。

凡例

番号.①はしか絵 良薬と奇薬より食材名(原文ママ):当サイト註/その他はしか絵 史料番号 ②まじないはしか歴史はしか童子伊勢の神美男と赤菊花魁と禿。必要に応じて食材名(原文ママ)を補記した。

魚類

はしか養生中に「食して良き物」

  1. きんこ:キンコ目(樹手類)のナマコ。/-
  2. さより:細魚。/⑦
  3. かれい:鰈。/⑦むしかれい
  4. はも:鱧。/-
  5. かなかしら:金頭。/⑦
  6. あいなめ:鮎魚女。/-
  7. こち:鯒。/-

はしか養生中に「食して悪しき物」

  1. 川魚(かわうほ):-/②魚るい、④魚(うほ)、⑤魚(うを)・塩魚(しをうを)、⑦川魚

軟体動物

はしか養生中に「食して良き物」

  1. あわび:鮑。/③、⑤、⑦
  2. しゞめ:シジミ(蜆)の訛。/-
  3. とぜう:鰌(ドジョウ)。/-

はしか養生中に「食して悪しき物」

  1. 蛤(はまぐり):-/-
  2. (たこ):-/-
  3. うなぎ:-/-
  4. するめ:-/-
  5. ゑび:海老。/-

海藻

はしか養生中に「食して良き物」

  1. 昆布(こんぶ):ごぶ、とも言う。/⑦こぶ
  2. わかめ:-/-
  3. 荒布(あらめ):コンブ科。/⑦
  4. ひじき:-/⑦

はしか養生中に「食して悪しき物」

  • -(特になし)

史料①記載なし

史料個別「食して良き物」

  1. ③:鹿角菜(かじき)
  2. ⑦:きす

MEMO

史料①において「食してよき物」に魚類ほか鮑・シジミが並ぶ一方で、「食して悪しき物」として川魚と貝類の記載あり、矛盾が見られます。当時の医学知識に則った見解ではありますが、現代においてはあくまではしか養生においてはご参考まで。

江戸時代の暮らし

1.年貢の課せられ方 2.村方三役 3.五人組

4.家長 5.老後 6.仮の親子関係 7.子育て

8.無尽 9. 10.代参講 11.印鑑文化

12.野菜 果物 13.加工食品 14.海産物

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