西洋時計便覧 目次兼名言集
序
明治初期の時計マニュアルで、逆に江戸時代の時間の数え方を理解しよう。
目次
- 柳河春三 著:本の概要、著者プロフィール。
- 日本時計との違い:「それ時計は、一昼夜の間の時刻を測る具にして万民必要の器(うつわ)なり」
- 種類や特徴:「今の時計の精密なる事、一昼夜の八万六千四百分一まで、測かるに差(たが)はざる」
- 懐中時計表面:「袖時計(そでどけい)一名(いちみょう)根附時計、全躰の図左の如し」
- 開いた図:「毎日一度て同じ時刻にまくべし」
- 調整の仕方:「針の両方にSF(スフ)又はAR(アル)の二字を記す」
- 時間の刻み方:「四季の違(ちが)ひめ無ければ、五時にて日の出る時もあり。」
- 時計の見方:「第一時と第二時との正中は、即ち三十分なり。依(よつ)て一時三十分といふ。」
- 図解 時計の読み方:「長針一週すれば、短針即ち正しく其時の字を指す」
- 不定時法対応表:午後昼九ツ、未(ひつじ)時昼八ツ時って何時?
史料情報
- 表題:西洋時計便覧
- 年代:明治二年(1869)/柳河春三著、柳河氏采英書屋刻・東京 宝集堂発兌
- 埼玉県立文書館寄託 小室家文書3335
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