解説
時計盤面図解(トケイバンメンヅカイ)
長針ハ分(ミニユート)ヲ指ス、長針一週スレバ、短針即チ正ク其時ノ字ヲ指ス、十二時間長針十二週スルナリ
小針ハ秒(セコンド)ヲ指ス、此小針一週間長針ノ移動一分ナリ
現代語訳
時計盤面図解/長針は分(ミニュート)を指す。長針一週すれば、短針即ち正しくその時の字を指す。十二時間は長針が十二週する。/小針ハ秒(セコンド)は指す。この小針一週の間に長針の移動は一分。
解説
表題は図は圖、解は觧と異体字(旧字)で記していますが、それ以外は古文書を解さない方でも解読可能です。イラスト(図)と共に長針は分を、短針は時を、小針は秒を指すと解説しています。
史料情報
- 表題:西洋時計便覧
- 年代:明治二年(1869)/柳河春三著、柳河氏采英書屋刻・東京 宝集堂発兌
- 埼玉県立文書館寄託 小室家文書3335
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西洋時計便覧
4.懐中時計 表面 5.開図 6.調整 7.刻み方 8.見方
9.図解 時計の読み方 10.不定時法対応表