くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

古文書ネット

  1. HOME
  2. 入門講座
  3. 古文書概要

古文書概論その2

古文書の特徴

史料

古文書の例

※無断転載禁止

問題

上の古文書をパッと見て、現代の文章の書き方との違いを三つ挙げてください。(制限時間1分)

答え

  1. 句読点「、」や「。」がない。
  2. 改行がない。
  3. 見たことがないヘンな文字(異体字、変体仮名、くずし字)が含まれている。

解説

古文書の特徴は、当該史料(引き札旅行用心集)に限らず、概ね上記3つ「全て」が当てはまります。

古文書の学習を始める前に、まずこの3つの特徴を頭に入れておきましょう。

さて、現代の文書でも句読点がなかったり、改行がなかったらどうでしょう?大変読みづらいですよね。あまつさえ、古文書では現代では使われていない文字も入ってきますので、チョー読みづらくなるのは必然です。古文書が読める人でも骨が折れること、しばしばです。

それでは古文書の読みづらい文章には、デメリットしかないでしょうか?そんなことは勿論ありません。文字がビッシリと詰まった隙間のない文章は、必然的に(1ページ当たりの)情報量が多くなります。

また古文書は、常用漢字や平仮名など統一・限定された文字に縛られることなく、異体字(旧字)変体仮名など様々な文字を自由に使って表現しているので、そのぶん表現力が豊かです。

私は、日本の文章の書き方は句読点と改行があり、変体仮名と異体字・旧字体を使う、というのが知的で読みやすく、一番ベスト!だと思っています。明治6年の算数の教科書がこれをママ実現しています。大正3年の夏目漱石のこゝろの時代まで進んでしまうと、残念ながら(活字での)変体仮名は見る影もなくなってしまいます。

話飛びましたが、古文書の特徴、しっかり押さえておいてくださいね。

  

古文書概論

1.古文書(こもんじょ)とは/2.古文書の特徴/3.文字の種類/4.文字の書き方の歴史

5.江戸時代の古文書の種類/6.最初に覚えること/7.くずし字の覚え方/8.学習方法その1

9.学習方法その2/10.古文書の魅力/11.古文書資格取得/12.古文書を読む猫/13.古文書判定

関連記事

身近なくずし字

1.わりばしその1/2.のし/3.わりばしその2/4.日本酒/5.贈答品/6.お寺のお札

7.和菓子屋さんのロゴ1 8.ロゴ2 9.ロゴ3/10.和菓子その1 11.その2/12.鰹たたきのたれ

看板・扁額

1.鎌倉編その1 /2.鎌倉編その2/3.鎌倉編その3/4.川越編/5.昭和レトロ館

6.お寺の額(扁額)その1/7.お寺の額その2/8.御詠歌/9.江戸時代の女性の名前