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古文書概論その12

古文書を読む意義 何故読むのか

序文

慈悲ぶかく慈愛あつき神の御名(みな)において。読め、「創造主なる汝の主の御名において。主は凝血から人間を造りたもうた」『コーラン』第96章(スーラ)

戦後の壁

突然ですが、テレビで戦争体験を「語る」方の減少を嘆く声をちらほら聴きます。

然しながら、これと並行して故人が遺された戦争体験を「読む」方も減少しているのではないでしょうか。前者に比べ後者は問題意識そのものも余りない気がします。

書き方の歴史で述べましたが、戦前戦後で書字に違いがあります。現代人が戦前にアクセスするのは技術的に難しい、ということ自体をまず明確に、出発点にした方が宜しいのではないか。と生意気ながら常々思っているところです。

実際、これを読まれている方はWEB上において「活字」を読んでいるのであって、よしんば現代語であっても内容の如何に関わらず、「手書き」や「手記」自体が既にしんどく感じられるかと思います。

戦前に限らず、明治江戸、時代問わず古文書は非常に専門的で、きほん地域色の強い分野です。

実際、手元に古文書の現物が手元にある人がどれ程いるでしょうか。日々の暮らしの中で、くずし字異体字(旧字)を目にすることがあるでしょうか。自分が思っている以上に馴染みないのが古文書であり、故に古文書を読むことを博く勧める、ということは私は特にないです。

然しながら読むのがしんどいから、難解だから読んではいけない法はないですし、むしろ今と違った昔の人の書き方に知性や魅力を感じる方もいるでしょう。

古文書に限ったことではありませんが、何かをある程度極めると、局所的に更に深くという以上に出て、他分野時代へとが広がることで自分も更に豊かに。…なったら素晴らしいですね。余談ですが私は、古文書の文章を横にすると見た目アラビア語ぽい?気がしてきた今日この頃です。

古文書概論

1.古文書(こもんじょ)とは 2.特徴 3.文字の種類

4.書き方の歴史 5.古文書の種類 6.最初に覚えること

7.くずし字の覚え方 8.学習法1 概論 9.学習法2 具体

10.書けなくてもいい? 11.漢文との違い 12.読む意義

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