1.辞書を引く
古文書に関して私は、なんとなく取組んでいるだけなので、適当に脱線したり遠回りしながら学んでいます。ついでに、わからない単語があったら国語辞典や古文書の辞典などは、まめまめしく引くようにしています。
ともあれ何かとりわけ大きな、変わったことをしようとは思いません。なんとなく取組んでいるだけなので。
2.時間
徂徠『政談』によれば、現代人よろしく江戸時代の人もせわしない風俗だったらしいですが、古文書学習に多くの時間を割ける人というのは、いそうでいないのではないでしょうか。
適当に脱線したり遠回りしながら学んでいる――すなわち私は別段古文書だけをやっているという、わけではないのでホント亀の歩みで全然進まないです。ショックな程に。
よしんば時間が有り余っていたとしても、一日中古文書だけを読んでいられる集中力はふつう、ないと思います。個人的には、ちょっと忙しいくらいが却って集中でき、質のいい学習ができているような「気は」しています。
3.やる気
古文書はすぐには読めるようになりませんので、学習のモチベーションが持続する何かを見つけておくといいと思います。
柄にもないことをいうと、教室やサークルなどに通って仲間を作るのも有効です。学びを通して地域に友人知人を作っておくと、ほどよい緊張も生まれ、意外にやる気も出てくるでしょう。逆に言えば、何らかの学びを通さないと地域に友人知人はできにくいと思います。
実のところ、証文など古文書は一人で誤読なしにカンペキに解読できるものでもありません。ということに気付いて、私は生徒に教わることにしたのでした。
4.継続
古文書学習に頭の良し悪し、要領のいい悪い、経歴も全く関係ありません。私が生き証人みたいなもんです。って別に極めたわけでもないですが。
正直な話、本当にいやになります。わっけわからなすぎて。なので上手に息抜きしながら、古文書と長く付き合うことが大切なのは確か。です。"学問は中途でやめてはいけない。"『荀子』勧学編 第一
古文書概論
1.古文書(こもんじょ)とは 2.特徴 3.文字の種類