表
禮 | ||
異体字 | くずし字 | 変体仮名 |
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問題
表の異体字、くずし字、変体仮名はそれぞれ何の文字を表わしているでしょうか?
答え
表の異体字、くずし字は共に漢字の「礼」を、変体仮名は平仮名の「れ」を表わしています。
解説
異体字とは、標準の字体とは異なるけど意味・発音が同じで通用する漢字のこと。「対」「会」に対して「對」「會」などがあります。
古文書での礼のくずし字は、。然しながら、礼をくずしてもこのような字体にはならないですよね。異体字(旧字)の「禮」をくずしてこのような字体になります。
古文書において、戦後にできた常用漢字は出てきませんので、常用漢字のことは忘れて異体字を先に覚えてからくずし字を覚えるのが順番としては正しいです。私はこの順番が逆だったので苦労しました…。
変体仮名とは、現在とは異なる字体の仮名です。変体仮名のも、私たちがいつも使っている平仮名「れ」も「禮」をくずした字体。変体仮名にしろ現行の平仮名にしろ、仮名には必ず元になった漢字があります。
ちょっと難しかったかもしれませんが、古文書の文字(字体)の種類は「異体字」「くずし字」「変体仮名」の三つあるということだけ覚えておくとよいでしょう。