これができれば安心
□にいくつ✓が入る?進捗率を確認してみよう。
暦
石高
貨幣
変体仮名
候文
総合力
- □ 回答のない古文書(近世文書)でも積極的に解読し、人にも説明できる。
- □ 江戸時代の文書はジャンル問わず概ね解読済み。
解説
古文書(江戸時代の文書)の学習といっても何をすべきか途方に暮れる方のために、学習方法で示した「くずし字解読」「意味の理解」「江戸時代の暮らしと文化」の3つ力がつくよう上記チェックリストを作成しました。リストは重要と思われる順に並べましたが、興味のあるところから順に取り組んでいただいて構いません。
リスト1~15の中で✓が10個以下・初心者(1、2年)、11~13個・中級者(5~10年)、14~15個・上級者(15年くらい)。16や17に✓が入れば師範レベル(20年くらい)。()は学習年数の目安。
1~9 暦・石高・貨幣
古文書はまず、暦と単位が難しい!今使っている暦と単位と異なるうえに複雑だからです。しかし暦と石高は、江戸時代の人々の生活の根幹の部分。しっかり押さえましょう。暦に関しては最初に覚えることもご参考にしてください。
現代は貨幣経済ですが、江戸時代は石高制。然しながら、江戸時代中後期は全くの自給自足というわけでもなく、薬や反物など買うのに大なり小なりお金を持ってないと生活できません。しかもその貨幣が、三貨制度で複雑極まりないですが、これもがんばってマスターしましょう。
10~15 変体仮名・候文
くずし字については、くずし字の覚え方を参考にしてください。くずし字を解読するだけで満足している人が多いですが、くずし字と同じくらい現代語訳を作るのは難しいです。現代語訳を作ることで読めない字が解決することもあるので、是非作ってみてください。
16~17 総合力
17.は私としてもまだ✓が入らないです。天皇(朝廷)と将軍と間の公的文書などは、ほとんど読んだことがないです。様々な近世文書(江戸時代の文書)を読めるよう、初心を忘れず気長に取り組みましょう。
古文書概論
10.書けなくてもいい? 11.漢文との違い 12.読む意義
16.学習チェックリスト