くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

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古文書概論その16

古文書学習チェックリスト

これができれば安心

□にいくつ✓が入る?進捗率を確認してみよう。

  1. 陰陽五行説とは?
  2. □本日の干支十干十二支)は?この質問の意味がわかる。
  3. □本日は旧暦でいうと○月○日くらい?

石高

  1. 石高(容積)の単位を上から順に言える、くずし字が読める、kgに置き換えられる。
  2. 面積の単位を上から順に言える、くずし字が読める、どのくらいの広さかイメージできる。
  3. 石盛×面積=石高の理解。(参考:石盛と石高を極める・その1その2

貨幣

  1. 金貨の単位を上から順に言える、くずし字が読める、目安として円に置換えられる。
  2. 銀貨の単位を上から順に言える、くずし字が読める、目安として円に置換えられる。
  3. 銭貨の単位を上から順に言える、くずし字が読める、目安として円に置換えられる。

変体仮名

  1. □往来物(絵入り智慧の環女大学など)がスラスラ読める。
  2. 伊勢暦が読めて、暦注(八将軍二十八宿など)の意味もわかる。(暦の理解の確認)
  3. 瓦版はじめ刷物(旅行用心集西洋時計便覧)などが読める。

候文

  1. 証文・手形通行手形送り一札など)が概ね読めて現代語訳も作れる。
  2. □その村の村明細帳を見れば、石高含めその村の様子がわかる。(石高理解の確認)
  3. □その村の村入用帳を見れば、その村が何にどのくらいお金を使ったかわかる。(貨幣理解の確認)

総合力

  1. □回答のない古文書(近世文書)でも積極的に解読し、人にも説明できる。
  2. 江戸時代の文書はジャンル問わず概ね解読済み。

解説

古文書(江戸時代の文書)の学習といっても何をすべきか途方に暮れる方のために、学習方法で示した「くずし字解読」「意味の理解」「江戸時代の暮らしと文化」の3つ力がつくよう上記チェックリストを作成しました。リストは重要と思われる順に並べましたが、興味のあるところから順に取り組んでいただいて構いません。

リスト1~15の中で✓が10個以下・初心者(1、2年)、11~13個・中級者(5~10年)、14~15個・上級者(15年くらい)。16や17に✓が入れば師範レベル(20年くらい)。()は学習年数の目安。

1~9 暦・石高・貨幣

古文書はまず、単位が難しい!今使っている暦と単位と異なるうえに複雑だからです。しかし暦と石高は、江戸時代の人々の生活の根幹の部分。しっかり押さえましょう。暦に関しては最初に覚えることもご参考にしてください。

現代は貨幣経済ですが、江戸時代は石高制。然しながら、江戸時代中後期は全くの自給自足というわけでもなく、薬や反物など買うのに大なり小なりお金を持ってないと生活できません。しかもその貨幣が、三貨制度で複雑極まりないですが、これもがんばってマスターしましょう。

10~15 変体仮名・候文

くずし字については、くずし字の覚え方を参考にしてください。くずし字を解読するだけで満足している人が多いですが、くずし字と同じくらい現代語訳を作るのは難しいです。現代語訳を作ることで読めない字が解決することもあるので、是非作ってみてください。

16~17 総合力

17.は私としてもまだ✓が入らないです。天皇(朝廷)と将軍と間の公的文書、あるいは庶民の私的な日記などは、ほとんど読んだことがないです。私はもう疲れたので、後を頼みます。っておい。様々な近世文書(江戸時代の文書)を読めるよう、初心を忘れず気長に取り組みましょう。

古文書概論

7.くずし字の覚え方 8.学習方法その1 9.その2

10.書けなくてもいい? 11.漢文との違い 12.読む意義

13.資格取得 14.読む猫 15.向いているかな判定

16.学習チェックリスト

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