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度量衡講座その7

江戸時代の貨幣

江戸時代の貨幣の単位

三貨(さんか)制度

江戸時代の貨幣には、金貨銀貨銭貨の3つがあります。

金貨は計数貨幣で、銀貨は目方を計って使用する秤量(ひょうりょう)貨幣でしたが、後には定額の銀貨や金単位をもつ計数銀貨も発行されました。

江戸では主に金遣(づか)い、上方では銀遣いで、江戸では金を銀を買うときの銀相場が、大坂(大阪)では銀で金を買うときの金相場が建ちました。

この相場は一定ではなく、幕府が財政窮乏から金の含有率を下げるなどで、交換率左右されます。

また、身分制度によっても使用する貨幣が違い、上級武士ではだいたい金貨、下級武士と商人が銀貨、庶民・農民が銭貨です。銭相場が下がると日常品の物価が上がり、庶民の生活を圧迫しました。

貨幣の単位を覚えよう!

さて、江戸時代の貨幣は、金貨、銀貨、銭貨ごと単位が違います。複雑で難しいですが、まず貨幣の単位を覚えましょう。

金1両=4分=16朱

銀1貫=1,000匁=10,000分

銭1貫=1000文

貫は銀貨でも銭貨でも使われる単位です。

銀貨で貫が使われる場合は銀○貫○匁、銭貨で貫が使われる場合は銭○貫○文となります。

また、分という単位も、金貨と銀貨に両方に使われるのでご注意ください。

と言ってもフワッとした感じでイマイチ実態がつかめないと思いますので、金貨、銀貨、銭貨が現代でどのくらいの金額になるのか、次のページから実際に手を動かして計算してみる中で貨幣の単位を極めましょう!

  

参考文献

江戸東京博物館『図表でみる江戸・東京の世界』(江戸東京博物館、1998年)

度量衡講座

1.石高(こくだか)とは/2.面積の単位/3.石盛(こくもり)とは/4.石盛と石高を極める・その1 5.その2

6.1貫の重さ/ 7.江戸時代の貨幣/8.金貨の換算/9.銀貨の換算/10.銭貨の換算

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