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百姓往来その3

孝(こう)とは

史料

孝(こう)_百姓往来

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解読文

孝(こう)/親(おや)には孝行(こう/\)すべきものと、しるといへども、今のことゝは思はず、今日(こんにち)ならずは、あす明日(めうにち)ならずは、明後(ご)日と終(つひ)にむなしく一生をくらすなり

人の命(いのち)は定(さだ)めかたき物なれば、只今日(けふ)ばかりとおもひ、一日も早(はや)く孝行(こう/\)すべし/哥ニ 今日のみと おもひて親に つかふべし あすはたのみぞ 定めなき世に

現代語訳

孝(こう)/親には孝行すべきものと知ってはいるけれども、今のこととは思わず、今日、明日、明後日とついに虚しく一生を送る。人の命は、定め難いものなれば、ただ今日ばかりと思い一日も早く孝行すべし。

歌に「今日のみと おもひて親に つかふべし あすはたのみぞ 定めなき世に」(今日のみと思って親に仕えるべし。明日は頼みになるか。定めなき世に)

解説

百姓往来はまず、孝(こう)、弟(てい)、忠(ちゅう)、信(しん)の4つを説いており、当ページが孝(こう)の部分にあたります。日本には今でも親孝行という言葉が深く根をおろしていると思います。しかし、明日はどうなるかわからないので一日も早く孝行すべし!とまで思っている人がどれだけいるでしょうか。

  

史料情報

  • 表題:百姓往来
  • 年代:文政 3/出所:浪花禿帚子再訂 /宛所:西村屋与八外 /形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書3384
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

百姓往来

1.百姓往来とは/2.仁徳天皇の仁政/3.孝/4./5./6./7.耕作の道具/8.年貢の納め方、助郷

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