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用語集3

古文書の記号

古文書を原稿用紙等に活字(楷書)で解読筆写する際、知っておくと便利な記号や文字を集めました。

特殊記号

繰返し符号

PCの場合「同じ」と入力して変換キーを押すと検索候補として上がってくる。繰返し符号のことを重点(じゅうてん)、重ね字(かさねじ)、畳字(じょうじ)、踊り字 とも言う。

小さく書く文字

  • 江(へ)/并(ならび)/茂(も)/二(に)/而(て)

意味はどれも現在と同じ。原稿用紙に解読筆写する場合、マス目の右上に小さく書く。

その他

  • 厶(ござる):片仮名のムではなく漢字。や去などは厶(む)部。

解説

古文書を原稿用紙などに解読筆写する際、ゟは「より」とせずそのままゟと書くなど、この分野には謎のルール多々あり。専門家でない限り、これらに従わないからどうということもありません。

然しながら古文書解読のとして、共通ルールに従うことにより洗練され、第三者から見て見やすい解読筆写になるでしょう。

補註

儒者の熊澤蕃山(くまざわ-ばんざん)「集義和書」友枝龍太郎 校注『日本思想体系30』(1971年)では「候はゞ」が散見される。学者先生がそのように書いているので、いつでもどこでも絶対に「候ハヽ」でなければならない、ということでもないようだ。

古文書用語集

1.被と可の読み 2.候の用例 3.記号 4.現代語 5.変体仮名早見表

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