書籍情報
- 監修:山田勝美、編者:「難字大鑑」編集委員会
- 出版社:柏書房、1987年
- 対象:古文書中級者以上
- 概要:わからない異体字をパッと引ける字典。
紹介文
現代ではほとんど目にすることのない異体字(「対」「会」に対して「對」「會」など)。しかし昔は正字のほかに、俗字・略字などなど無数にありました。
かくして "異体字を知らずして古典・史料の理解は不可能であるといっても過言ではないのである"。という本書冒頭の「刊行にあたって」は、そもそも異体字とは何を指すのか、疑問に持たれている方は一読の価値があります。
さて古文書において、異体字(旧字)に遭遇した時はくずし字辞典より、本書のように異体字を専門に扱った辞典の方が、挙げている字体も多い分、解決が早いです。
672頁のボリュームがありますが、うち351頁から検索編。則ち総画引き、音訓引きなどにページ割かれているのでとにかく引きやすいです。また15.6x11.8cmのコンパクトなので、図書館などに置いてあると却って目立つのも特徴の一つかなと思います。
オススメの本
辞典
手引書
- 8.古文書講師になれました 9.おさらい
- 10.寺子屋式 11.算術 12.演習古文書選