書籍情報
- 著者:日本歴史学会
- 出版社:吉川弘文館、1992年
- 対象:古文書中級者以上
- 概要:基本的な近世文書をガッツリ解読できる、硬派な古文書テキスト。
紹介文
江戸時代の古文書解読に挑戦してみたいけど、適当な史料が手元にない!とお悩みの方は多いと思います。
そんな方のために本書は幕政・藩政文書から、年貢割付帳・五人組帳・質地証文・村掟・関所手形・養子縁組契約状、離縁状など九三の史料を解読できます。
本書の特徴は第一に物理的に横長! 一般書でいえば規格外になるのでしょうが、古文書がきほん横長ですのでくずし字を読むには(内容は難しいですが)適切で、親しみやすい形状です。
本書が扱っている史料はマニアックなものでなく、基本的な内容や様式を整えた文書。またこの一冊で近世の証文類にはどんなものがあるか俯瞰できますし、完璧に仕上げれば応用も利くでしょう。
もちろん史料一つ一つ解読文付きで、解説も丁寧、無理なく独学で学ぶことができます。手ごたえある文書をたくさん読んでみたい方は、是非手に取ってみてください。
オススメの本
手引書
- 8.古文書講師になれました 9.おさらい
- 10.寺子屋式 11.算術 12.演習古文書選