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五人組前書

五人組前書(ごにんぐみ-まえがき)とは

史料

五人組前書表紙

※無断転載禁止

五人組帳のことです。

五人組とは五戸を一組とした庶民の隣り近所の組織です。その役割は、相互検察や連帯責任などにあります。

五人組帳(ごにんぐみちょう)とは、五人組が遵守すべき法令として前書(まえがき)に列記し、組員に連判して制約させた帳簿です。その内容は、幕府の御触書(おふれがき)の要約を集成した、治安、年貢収納、勧農、田畑売買等に関するものが多いです。

史料表題は五人組前書(ごにんぐみまえがき)となっていますが、五人組帳のことです。普通本文の前の文章を前書といいますが、史料の場合、全体の八割がこの前書で占めているので、このような表題になってしまったのでしょう。

これとは逆に、前書よりも組員の連判の方がページ数が多い五人組帳もあります。いずれにせよ本文と呼ばずに前書としたことから、組員の連判こそが五人組帳にとって大切な意味を持っていることが伺えます。

また、日本人の「人に迷惑をかけてはいけない」が、いかに根が深いかも知れます。

それではくずし字の学習がてら、五人組前書には何が書いてあるのか、その具体を解読していきましょう。

  

史料情報

  • 表題:五人組前書(板井村)
  • 年代:文政12. 3./出所:名主平兵衛外2名/宛所:黒川文助
  • 埼玉県立文書館所蔵 飯島家8
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
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五人組前書

五人組前書とは/御公儀、御用年貢米、忠孝、耕作

民事、徒党・騒動博奕、交際、旅失踪人、鉄砲連印差出人・宛名

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