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証文・手形など

江戸時代の治安 変死体の処理その1

史料

全体図

治安文書_全体図01

※無断転載禁止

拡大図(一条目)

治安文書01

※無断転載禁止

解読文

差上申一札之事/一 首縊人之死骸仮埋致置、人相・年齢・着服并相果居候、始末月日等委細二認、村外往還場ニ致建札置、六ヶ月見合尋来候者無之候者、建札取除死骸者其儘、土葬二可致旨、村役人共江申付雑物并銭者手置候、当非人拠江為取候共、勝手次第致、村役人共訴致延引候段不念二付、

一同急度叱り置候処可致旨、板倉佐渡守様被仰渡候段、御書付を以、御支配様ゟ被仰渡候、我等右被仰渡候趣、辺之可令承知候(読み下し文はこちら

現代語訳

書面を差し上げて申し上げます。一 首吊り人の死骸は、仮に埋めて置きます。人相や年齢、着服並びに事件の始めと終わりの月日など詳しい事情をしたため、村外の往来する場に建札(たてふだ/掲示板)を置きます。六ヶ月見合わせ、尋ね来る者がいなければ建札を取り除き、死骸はそのまま土葬にします。

この旨を村役人どもへ言い付け、遺された物やお金は大事に取り扱います。非人(最下層の者で刑屍の埋葬などに従事)に任せたとしても、勝手次第にして村役人どもが訴えを遅らせるようなことがありましたら、重過失です。ゆえに板倉佐渡守様(上野安中藩主、老中)より一同必ずお叱りを受ける旨を、御支配様(当村に知行を得る旗本)より書面をもって言い付けられたことをこの付近に承知させます。

解説

武州男衾郡板井村に首吊り人の死骸が発見されたようで、このあとの対応について村役人が地頭所(当村に知行を得る旗本)に申し上げている文書です。村には町奉行などいませんから、五人組相互監視体制のもと、村が治安維持を担っています。その様子が当文書を読むとよくわかります。

解読は意外に難しくて苦戦しました。本文六行目の「雑物」、最終行の「趣」がちょっと自信がありません。わかる方は正否をメールしていただけると助かります。2018.03.04追記:メールをいただきまして、某大学の専門家の先生方によると「雑物」「趣」でよいとのことでした。こんな場末サイトに…これまた"事件"ですね。

  

史料情報

  • 表題:差上申一札之事(首縊人之死骸処理、並ニ変死等ニ付)
  • 年代:安永6年酉.12./出所:百姓代蔵之介ほか/宛所:御地頭所衆中 御役人
  • 埼玉県立文書館所蔵 飯島家522
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

証文・手形など

領収書借用手形質地証文 解読文,解説年貢定免請状年貢受取状

変死体の処理その1,その2,その3村絵図とは,右側解読,左側解読急廻状請取り

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