くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

古文書ネット

  1. HOME
  2. 解読講座
  3. 証文・手形

証文・手形など

変死体の処理その2

史料

全体図

治安文書_全体図02

※無断転載禁止

拡大図(一条目)

治安文書02

※無断転載禁止

解読文

一 御書付を以被仰渡候通、首縊人等有之者見出候者、早速訴出し地頭所差図可請所無其儀、不束之致方不埒至極候、其上注進等も及延引候段奉を以、不埒之致方ニ候旨、

被仰聞御叱り候趣、辺之ニ承知仕一言可申立候、無之重て不調法至極恐入奉謹候、右ニ付被仰渡候者、向後変死人等も有之見出候者、早束御注進可申上旨、被仰渡(読み下し文はこちら

現代語訳

一 書面をもって命じられました通り、首吊り人等がありましたら見つけ出し、早速訴え出て地頭所(当村に知行を得る旗本)の指図を受けます。それをせず、軽率なやり方は道理に背く極みです。そのうえ報告等も遅れましたら、法に背いたということで、お叱りを受けることをこの付近に承知させます。

ひとこと強く主張する者があれば、重ねて過ちの極みですので恐れ入り謹みます。右に付き今後変死人等があり関係者を発見しましたら、早速ご報告申し上げることをご命令どおり…(承知畏まりました>>次ページ

解説

今後また首吊り等などの変死体が見つかった時の対応について書かれています。

くずし字については、四行目「不束」五行目「注進」は難読かと思います。後ろから三行目・上から二字目は「謹」と解読しましたが自信がありません。2018.03.04追記:これについてもメールをいただきまして、某大学の専門家の先生によると「謹」に関しては「多分それでいいんじゃないかな、難しいな」ということでした。気軽なご意見、まことに有り難いです。

  

史料情報

  • 表題:差上申一札之事(首縊人之死骸処理、並ニ変死等ニ付)
  • 年代:安永6年酉.12./出所:百姓代蔵之介ほか/宛所:御地頭所衆中 御役人
  • 埼玉県立文書館所蔵 飯島家522
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

証文・手形など

領収書借用手形質地証文 解読文,解説年貢定免請状年貢受取状

変死体の処理その1,その2,その3村絵図とは,右側解読,左側解読急廻状請取り

関連記事

五人組前書(五人組帳)

五人組前書とは一~ニ条三~六条七~九条一〇~一二条一三~一四条連印差出人・宛名