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江戸時代の繋がりと地域社会その3

名主、組頭、百姓代、五人組とは?

村の組織図

村の組織図

名主、組頭、百姓代、五人組って何する人?

図は村の組織図で、皆、身分は農民です。村人たちと地域の繋がりを更に深く考察してく為に、ここでは名主、組頭、百姓代、五人組のおさらいをしたいと思います。

名主

図の1番上、名主(なぬし)は村の長で、それ相応の財力があります。世襲で名主を引き継ぐこともありますが、村で選挙した結果、名主に選ばれることも多いです。地域によっては庄屋(しょうや)と呼ばれています。

組頭

組頭(くみがしら)は名主の補佐役で、村政事務を処理しました。組頭の名前の由来は五人組の頭という意味だとも言われてます。

百姓代

百姓代(ひゃくしょうだい)は、百姓の代表です。名主と組頭が代官と組んで悪さをしなよう、監視する役目にありました。

五人組

村の末端の組織が五人組です。五人組の中の人は基本的に村内にある各家の男性家長です。

それでは問題です。この五人組、あなたが年貢を徴収する側の大名だとしたら、どのように組み合わせますか?

幕府や諸藩の大名たち-支配者側の多くは、村役人を除く最寄の家で組み合わせ、百姓の大小を考えて組ませました。お金持ち一人、貧乏人一人、その間に中間三人といった具合に。そして仲の良いものや、親類ばかりを組み合わせないよう工夫をこらしました。

それでは次のページで五人組の役割について具体的にみていきましょう。

  

江戸時代の繋がりと地域社会

1.はじめに/2.年貢の課せられ方/3.村の組織図/4.五人組の役割/5.男性家長の役割

6.地域で支え合う介護/7.老後の生活/8.父親中心の子育て/9.仮の親子関係/10.子供は村の子

11.子育てネットワーク/12.超個人主義の果てに

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