解読文
原文
- 永壱貫六百四文 名主給、但高壱石ニ付永五文宛外、ニ軒別人足壱人宛、夏秋両度名主方え助合致候
- 永壱貫六百四文 定使給
現代語訳
解説
永
永については左記リンク先参照のこと。
名主給
名主給(なぬしきゅう)とは、名主の給料のこと。史料の名主給の金額が存外少ないですが、名主は村の有力者であり、名主に就くこと自体が名誉なことなので問題ありません。
定使給
定使(じょうづかい)とは、名主の下で村人や隣村に触れや廻状を伝達したり、人足の徴発などの連絡を行った者です。初期には給分を年貢から支給されていましたが、のちに村入用から支給されました。
史料情報
- 小平市立図書館所蔵 當間家文書『去戌年村入用帳』(D-5-38)文久三年
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