解読文
原文
- 金壱両 年中御廻状継人足賃
- 金壱分 年中名主宅ニ而筆墨紙代
- 銭壱貫弐百文 年中瞽女ニ差遣申候
- 銀拾匁 年中名主宅ニ而村用相用候、水油蠟燭代
現代語訳
解説
3.について、江戸時代の通信費は廻状回す人件費になりますが、現代だと電話やインターネット接続料にあたるでしょう。いつの時代もこれが結構バカにならないようです。
5.の瞽女さんには、村で一括して支払いしています。支払わないといつまでも玄関前で三味線を引き続けることもあるので、さっさとお金を渡して帰ってもらうのが大人の対応。
4.の筆墨紙代=文具代、6.の光熱費=水油・ロウソク代についても併せてチェックしてみてください。
史料情報
- 小平市立図書館所蔵 當間家文書『去戌年村入用帳』(D-5-38)文久三年
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