解読文
原文
- 此図(このづ)の外に草臥(くたびれ)足痛(そくつう)の灸所多し、試(こゝろ)み、覚へてよき所ともへはすへべし、然共わらじ脚半等にてすれる所は用心あるべし
- 三里、膝の下三寸外(そと)のかと
- 承山(じやうざん)、俗(ぞく)にかこかき三里といふ
- 足のふくらはきの図
- 承山(じやうざん):両足をつま立ればふくらはきへ山のかたち出る也、その山の下を承山としるへし
- 通谷(つうこく):足(あし)の小(こ)ゆひのよこのくほみたる所なり、くたびれよく直也
現代語訳
MEMO
史料は(旅行の際)疲れや足が痛い時に、効果のあるツボとして、三里(さんり)、承山(しょうざん)、通谷(つうこく)の三つを紹介。お疲れの時は試してみてください。
史料情報
- 表題:旅行用心集/文化7(1810)
- 八隅芦庵 著、彫工:佐脇庄兵衛・同 伊三郎、出版元:須原屋茂兵衛・須原屋伊八
- 埼玉県立文書館寄託 小室家文書3361
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旅行用心集
1.概要 2.東海道 木曽路・3.そのⅡ 4.旅の前日 5.持ち物
6.チェックイン・7.アウト 8.食べ物 9.毒虫 10.ソリ
11.雪かき道具 12.頭巾、帽子 13.履物・14.かんじき、下駄