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度量衡講座その7

一里、一町、一丈、一間ってどのくらい?

長さの単位

一里塚

里(り)

一里=三六町=3.93km

一里塚といって昔、一里ごとに土を盛り、木を植え、旅人の目印にしました。

町(ちょう)

グラウンド

一町=六〇間=109m

町を略記する際は、下記史料のように「丁」を用います。

例:100メートル走ができるくらい。

中型バス

丈(じょう)

一丈=一〇尺(約3m)

例:中型バスの高さくらい。

身長の高い男性

間(けん)

一間=六尺(約1.8m)

例:身長の高い男性くらい。

そろばん

尺(しゃく)

一尺=一〇寸(約30cm)

例:そろばんの横幅くらい。

針

寸(すん)

一寸=一〇分(約3cm)

例:針の長さくらい

一分=一〇厘

史料

東海道の道程

東海道1_1

文化七年(1869)『旅行用心集』より/※無断転載禁止

現代語訳

東海道を通って京都まで行く道のりは、日本橋から二リ(7.9km)→ 品川から二リ半(9.8km)→ 河崎から二リ半(9.8km)→ かな川から一リ九丁(5km)→程谷から二リ九丁(8.9km)→ 戸塚一リ三十丁(7.3km)→ 藤沢から三リ半(13.8km)→ 平塚から二十六丁(2.9km)→ 大磯から四リ(15.7km)→ 小田原から四リ八丁(16.7km)→ 箱根から三リ廿八丁(15km)→ 三島から一リ半(5.9km)→ 沼津から一リ半(5.9km)→ 原から三リ六丁(12.5km)→続きはこちら

解説

史料は文化七年(1869)の『旅行用心集』という江戸時代の旅行マニュアルです。江戸時代中期は人々の生活も安定して、旅行がブームになったのですが、移動手段はきほん徒歩になります。

日本橋ニリ(里)、品川ニリ半など、宿駅から次の宿駅までの距離が記されています。然しながら現代人にはピンとこないこともあり、おおよそでいいのでkmなどに現在使われている単位に変換できるようにしましょう。

  

史料情報

  • 表題:旅行用心集
  • 年代:文化 7(1869)/出所:八隅芦庵/宛所:須原屋伊八外/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書3361
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

度量衡講座

1.石高(こくだか)とは/2.面積の単位/3.石盛(こくもり)とは/4.石盛と石高を極める・その1 5.その2

6.1貫の重さ/ 7.長さの単位/8.江戸時代の貨幣/9.金貨の換算/10.銀貨の換算/11.銭貨の換算

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