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度量衡講座5

石盛と石高を極める2 大岡越前検地村から出題

問題

江戸時代にタイムスリップしたあなたは、八代将軍吉宗にそのお人柄が気に入られ、 中ノ下畑8畝を賜りました。その畑は大岡越前守御検地村(武蔵国多摩郡)にあり、石盛は小平市立図書館所蔵當間家文書元文元年、1736)により下記の通りです。

  • 中ノ下畑・5斗、下畑・4斗、下ヶ畑・3斗、林畑・2斗、野畑・2斗、屋敷・9斗

賜った畑の高は一体どのくらいなのか、計算してみましょう。

※高(たか):田畑の収穫量。土地の生産量を示す石高のこと。

答え

1.石盛を確認

賜った畑の等級は中ノ下畑なので、上の表の中ノ下畑の所を見ます。1石=10斗、 中ノ下畑の石盛は5斗=0.5石。

2.単位を「反」に揃える

石盛は1反辺りの生産高なので、畑の面積の単位を「反」に揃えます。1畝=0.1反、賜った中ノ下畑8畝は、0.8反。

3.高(たか)を計算する。

石盛に面積を乗ずれば、高(田畑の収穫量。石高)が簡単に算出できます。

0.5×0.8=0.4石

よって賜った下畑の高は、0.4石=4斗。ところで4斗というのは、お米何kgに相当すると思いますか?

kgに換算

米一石の重さは150kg。よって4斗=0.4石は、お米の重さに換算して150kg×0.4石=60kgになります。

これはどのくらいの量かというと、日本人一人が一年間で食べるお米の量が、およそ60kgです。

  

度量衡講座

1.石高とは 2.面積の単位 3.石盛とは 4.石盛と石高を極める1 5.その2

6.重さの単位 7.駄馬の種類と積載量 8.長さの単位

9.江戸時代の貨幣 10.金貨の換算 11.銀貨の換算 12.銭貨の換算

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