概要
- 江戸時代、土地の面積は町(ちょう)・反(たん)・畝(せ)・歩(ぶ)で表します。/くずし字
- 一町=一〇反、一反=一〇畝、一畝=三〇歩
詳細

町
一町(ちょう)=1ヘクタール。
一辺が100mの正方形と同じ広さであり、面積にして100m×100m=10,000㎡になります。(運動場1周で200メートル走ができる)学校のグラウンドくらいの広さです。
また町は長さの単位としても使われました。

反(一段)
一反(たん)は、畳六〇〇畳分。
一辺が約31.5mの正方形と同じ広さであり、面積にして31.5m×31.5m=約992㎡すなわち1,000㎡くらい。学校の体育館くらいの広さです。
反を段と書く場合があります。どちらも「たん」と読み、意味も同じです。

畝
一畝(せ)=三〇歩=約100㎡(約1アール)。
学校の教室くらいの広さ。畝は聞き慣れないと思いますが、江戸時代のくずし字が示すように、面積の単位に使われていました。

歩
一歩(ぶ)=約3.3㎡=一坪。畳二畳分。
一反から取れる米の量
一反の土地からは江戸時代、一石強の米が取れました。米一石は重さにして150kg。現在は品種改良や機械が発達したので、土地の良しあしありますが、一反から500kgくらいのお米は取れます。
参考文献
大石学 監修『古文書解読事典』(東京堂出版、2000年)
度量衡講座
1.石高 2.面積 3.石盛 4.石盛と石高を極める1 5.その2