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度量衡講座その10

銀一貫、一匁っていくら?銀貨の換算

目次

単位銀一貫っていくら?計算式解説

銀一匁っていくら?計算式解説

銀一分っていくら?一分銀とは

補註度量衡講座関連記事

江戸時代 銀貨

丁銀 豆板銀 一分銀 一朱銀
丁銀(ちょうぎん) 豆板銀(まめいたぎん) 一分銀 一朱銀
各種あり、重量不定 4枚で一両(1837~) 16枚で一両(1829~)
秤量貨幣 計数貨幣

単位

三貨幣度

金貨 銀貨 銭貨
分(歩)
朱(銖) -
  • 単位:貫(かん)、匁(もんめ)、分(ふん)、厘(りん)、毛(もう)/くずし字
  • 銀一貫=1,000匁=10,000分=100,000厘=1,000,000毛
  • 江戸時代、銀貨は主に西国で、下級武士・商人が使いました。

銀一貫っていくら?

銀一貫は現代で約1,250,000円です。

計算式

  1. 銀一貫は千匁です。一貫の重さについてはこちら
  2. 江戸時代中後期において金一両は銀貨六〇匁に相当します[註1]。
  3. 金一両は現代で約75,000円です。
  4. よって銀一貫は、75,000円×1,000匁÷60匁=1,250,000円

解説

江戸時代の貨幣には、金貨、銀貨、銭貨の3つがあり、貫は銀貨と銭貨の単位で、一貫は千匁です。

さて、銀一貫というのは、余りに高額な値なので、幕府や大名など相当な身分の間で交わされる古文書じゃない限り、村方・庶民レベルの文書でまず見かけることがありません。

よって江戸時代に銀貨が使われる場合、単位は下記「匁」が主流となります。とはいうものの、銀一貫は自動車が1台買えるくらいの金額と覚えておきましょう。

銀一匁(もんめ)っていくら?

銀一匁は現代で約1,250円です。

計算式

  1. 江戸時代中後期において金一両は銀六〇匁に相当します。
  2. 金一両は現代で約75,000円です。
  3. よって銀一匁は、75,000円÷60匁=1,250円

解説

匁は銀貨と重量の単位で、一匁は千分の一貫です。銀一匁というのは、書籍とかランチ代くらいと覚えておきましょう。

銀一分っていくら?

銀一分は現代で約125円です。

計算式と解説

分(ふん)は銀貨の単位で、銀一分は十分の一匁です。先に求めた銀一匁1,250円という値から10を割って125円。銀一分というのは、缶ジュース代くらいと覚えておきましょう。

一分銀とは

における計数貨幣の一分銀と上記秤量貨幣の銀一分を混同しないでください。単位のところ見ていただけばわかるように、一分銀や一朱銀は金貨に対しての比率で、銀一分はあくまで銀貨に対しての比率です。

近世当初より金貨の一分金がありましたが、幕府の金貨本位政策と貨幣経済進展による少額貨幣需要とにより、計数銀貨が代用されるようになりました。安政五年(1858)の日米修好通商条約後は、金貨流出を補うため流通させましたが、日本の金貨が海外に流出し混乱を招きました。

  

補註

註1:江戸東京博物館『図表でみる江戸・東京の世界』(江戸東京博物館、1998年)

度量衡講座

1.石高(こくだか)とは/2.面積の単位/3.石盛(こくもり)とは/4.石盛と石高を極める・その1 5.その2

6.1貫の重さ/ 7.長さの単位/8.江戸時代の貨幣/9.金貨の換算/10.銀貨の換算/11.銭貨の換算

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数字の解読

金貨銀貨銭貨面積

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