天保(てんぽう)年間
仁孝天皇朝/徳川家斉、家慶将軍
天保4~7年に天保の飢饉。家斉による大御所時代。家斉死後、老中水野忠邦による天保の改革。
元号(改元月) | 西暦 | 干支[閏月] | 古文書 | 出来事 |
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天保元(12) | 1830 | 庚寅 [3] | - | 改暦(寛政暦から天保暦に改める。) |
天保2 | 1831 | 辛卯 | - | - |
天保3 | 1832 | 壬辰 [11] | - | - |
天保4 | 1833 | 癸巳 | - | 関東・東北に冷害、八月に大型台風、穀物の値段急騰。 |
天保5 | 1834 | 甲午 | 宇田川榕庵『植学啓原』/三行半/雉殺生人 | - |
天保6 | 1835 | 乙未 [7] | - | 天保通宝鋳造、発行。 |
天保7 | 1836 | 丙申 | - | 再び冷害、七月に大暴風雨で関東・関西など大水災害。凶作によって各地で打ちこわし。 |
天保8 | 1837 | 丁酉 | - | 家慶が第11代将軍に就任(4月)、家斉の大御所時代に入る。モリソン号事件(6月)。/一分銀鋳造。 |
天保9 | 1838 | 戊戌 [4] | - | - |
天保10 | 1839 | 己亥 | - | - |
天保11 | 1840 | 庚子 | 質地証文 | 阿片戦争勃発、同13年に清国が英国に敗れる。/一朱金悪質のため通用停止。 |
天保12 | 1841 | 辛丑 [1] | - | 家斉死去(閏1月)、天保の改革始まる。株仲間の解散。 |
天保13 | 1842 | 壬寅 | 提灯の取り扱い | 薪水給与令、上知令、代官在陣令(10月)。 |
天保14 | 1843 | 癸卯 [9] | - | 日光社参(四月)、人返しの法、御料所改革。 |
江戸時代年表
中後期(享保元~慶応末)
1.享保 2.元文-寛保-延享-寛延 3.宝暦-明和-安永
7.弘化-嘉永-安政 8.万延-文久-元治-慶応
凡例
- 本年表は古文書解読等の際、元号に対する西暦、干支・閏月確認のため作製。
- 該当年に当サイトで参照できる古文書を挙げた。
- 出来事は自然災害の場合、色付けをした。
参考文献
- 三省堂「古文書を読む」必携(日本放送協会学園、1989年)
- 児玉幸多 (編集)『日本史年表・地図
』(吉川弘文館、2016年)