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暦講座その4

干支(えと)とは-納音と八専も併せて解説

六十干順位表(納音、八専付き)

1 2 3 4 5 6
きのえね きのとうし ひのえとら ひのとう つちのえたつ つちのとみ
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
コウシ(カッシ) オッチュウ ヘイイン テイボウ ボシン キシ
海中金(かいちゅうきん) 炉中火(ろちゅうのか) 大林木(たいりんもく)
7 8 9 10 11 12
かのえうま かのとひつじ みずのえさる みずのととり きのえいぬ きのとい
庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
コウゴ シンビ ジンシン キユウ コウジュツ イツガイ
路傍土(ろぼうど) 剣峰金(けんぼうきん) 山頭火(さんとうか)
13 14 15 16 17 18
ひのえね ひのとうし つちのえとら つちのとう かのえたつ かのとみ
丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳
ヘイシ テイチュウ ボイン キボウ コウシン シンシ
澗下水(かんかすい) 城頭土(じょうとうど) 白蝋金(はくろうきん)
19 20 21 22 23 24
みずのえうま みずのとひつじ きのえさる きのととり ひのえいぬ ひのととり
壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌 丁亥
ジンゴ キビ コウシン イツユウ ヘイジュツ テイガイ
楊柳木(ようりゅうもく) 泉中水(せんちゅうすい) 屋上土(おくじょうど)
25 26 27 28 29 30
つちのえね つちのとうし かのえとら かのとう みずのえたつ みずのとみ
戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
ボシ キチュウ コウイン シンボウ ジンシン キシ
霹靂火(へきれきか) 松柏木(しょうはくもく) 長流水(ちょうりゅうすい)
31 32 33 34 35 36
きのえうま きのとひつじ ひのえさる ひのととり つちのえいぬ つちのとい
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥
コウゴ イツビ ヘイシン テイユウ ボジュツ キガイ
沙中金(さちゅうきん) 山下火(さんかか) 平地木(へいちもく)
37 38 39 40 41 42
かのえね かのとうし みずのえとら みずのとう きのえたつ きのとみ
庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
コウシ ジンチュウ ジンイン キボウ コウシン イツシ
壁上土(へきじょうど) 金箔金(きんぱくきん) 覆燈火(ふくとうか)
43 44 45 46 47 48
ひのえうま ひのとひつじ つちのえさる つちのととり かのえいぬ かのとい
丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥
ヘイゴ テイビ ボシン キユウ コウジュツ シンガイ
天河水(てんかすい) 大駅土(たいえきど) 剣釧金(けんせんきん)
49 50 51 52 53 54
みずのえね みずのとうし きのえとら きのとう ひのえたつ ひのとみ
壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳
ジンシ キチュウ コウイン イツボウ ヘイシン テイシ
桑柘木(そうたくもく) 大渓水(たいけいすい) 沙中土(さちゅうど)
八専(はっせん)の初め→
①十干と十二支が共に水 間日(まび) ②十干と十二支が共に木 ③十干と十二支が共に木 間日(まび) ④十干と十二支が共に火
55 56 57 58 59 60
つちのえうま つちのとひつじ かのえさる かのととり みずねいぬ みずのとい
戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥
ボゴ キビ コウシン ジンコウ ジンジュツ キガイ
天上火(てんじょうか) 柘榴木(ざくろもく) 大海水(たいかいすい)
←八専の終わり
間日(まび) ⑤十干と十二支が共に土 ⑥十干と十二支が共に金 ⑦十干と十二支が共に金 間日(まび) ⑧十干と十二支が共に水

干支とは

干支とは十干十二支の組み合わせで60組あり、それをまとめたのが上の表である六十干順位表です。

どのように十干と十二支が結合するかというと、十干に陰陽があるように、十二支にも陰陽があり、陽干と陽支、陰干と陰支が結びつきます。

十干の陽:甲、丙、戊、庚、壬/十干の陰:乙、丁、己、辛、癸

十二支の陽:子、寅、辰、午、申、戌/十二支の陰:丑、卯、巳、未、申、亥

つまり、甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)、丙寅(ひのえとら)、丁卯(ひのとう)、のように結合します。

干支って何に使うの?ってことですが、実は毎日の日付に干支が上記六十干順位表の順番で配されています。例えば私がこの記事を書いている本日平成27年7月20日(旧暦6月5日)の干支は丁申、翌日は戊犬、明後日は己亥です。

今日の干支を知りたい方は、六曜・月齢・旧暦カレンダーカレンダーで確認してみてください。

納音(なっちん)とは

納音(なっちん)は60通りの干支に五行を配当し名称を付けたものです。

万物が変動すると必ず音を発するという考えから、干支と五行が組み合わされる時に生ずる五つの音を納めるというのが、納音の名称の由来とされています。

納音は六十干順位表の海中金(かいちゅうきん)とか、炉中火(ろちゅうのか)などと記している部分で、干支の色は納音の五行の色に基づきます。

例として文久二年の伊勢暦を見ていただければ、干支と納音の五行の関係がよくわかると思います。

また、納音は生まれ年の干支によって人の運を占う易占に用いられます。例えば私の場合、昭和52年生まれで、この年の干支が丁巳(ひのとみ)なので、六十干順位表で54番目、納音は沙中土(さちゅうど)となります。

八専(はっせん)とは

六十干順位表に納音の他に、八専も付け足しました。八専とは、日の干支が壬子から癸亥までの十二日間に、十干(じっかん)十二支が同じ五行になる日が八日ありこれを八専と呼び、十干と十二支が重ならない日を間日(まび)と言います。

六十干順位表でいうと、49~60番目に当たります。干支の色が納音の五行と八専の五行で相違が出てくることに注目してみてください。八専は一年に六度あり、多く雨が降るといい、嫁取り・造作・売買などを忌むとされています。

八専について更に詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

  

参考文献

暦講座

1.陰陽五行説/2.十干/3.十二支/4.干支/5.八将神/6.金神/7.歳徳神/8.二十八宿/9.十二直

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1.十干の解読/2.十二支の解読/3.閏月の解読

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