金神 所在方位
年の十干:方角
- 甲・己:午・未・申・酉
- 乙・庚:辰・巳
- 丙・辛:子・丑・寅・卯・午・未
- 丁・壬:寅・卯・戌・亥
- 戊・癸:子・丑・申・酉
遊行方位その1 干支
遊行期間:方角
- 甲寅より五日間:南
- 丙寅より五日間:西
- 戊寅より五日間:中央
- 庚寅より五日間:北
- 壬寅より五日間:東
遊行方位その2 季節
季節:月/遊行期間/方角
- 春:旧正・二・三/乙卯より五日間/東
- 夏:四・五・六/丙午より五日間/南
- 秋:七・八・九/辛申より五日間/西
- 冬:十・十一・十二/壬子より五日間/北
金神とは
金神は、陰陽五行説の一つ金の精が寄り固まったもので、殺伐を好む凶神であり、この神の方位は大凶とされています。
この神のいる方角に向かって、建築・土木、転居・旅行などの移動、嫁取り・結婚などを忌みます。これを犯すと家族七人が殺されるという金神七殺(しちせつ)の迷信があります。
また金神の所在方位は基本的に年の十干です。2024年(令和六)は甲辰(きのえたつ)なので、表の甲の行を見てみましょう。午(南)~未(南南西)~申(西南西)~酉(西)の方角が大凶です。十二支の方角は先リンク先をご参照ください。
金神はさらに遊行方位の表にあるように干支や季節で居場所が変わり、その間、本来の所在方位は明きとなります。大変紛らわしく、とても実践できるようなものではありませんが、伊勢暦や引札暦など旧暦の暦には必ずと言っていいほど記される事項です。