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暦講座その4

土用の丑の日とは ウナギを食べる理由 牛でOK!

目次

いつ?土用とは

相剋とは鰻を食べる理由

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いつ?

土用(どよう)の丑(うし)の日は一般に、夏土用一八日間の丑の日を指します。

2019年(平成31/令和元)は、7月27日乙丑(きのとうし)(旧暦6月25日)にあたります。今年の丑の日は曜日もたまたま土曜ですが、土用と混乱しないようご注意ください。

十二支図

土用の丑の日を図に示すと、こーいうこと!十二支の未(ひつじ)が鍵を握っています。どーいうこと!?それでは以下詳しく解説します。

土用とは

季節を循環させる作用

 十二支図
十二支図

十二支の大切な概念に土用(どよう)があります。

土用の丑の日でお馴染みの土用ですが、何故この日、丑ではなく鰻(ウナギ)を食べると思いますか?土用がわかれば十二支もわかる!ということで、まず土用の概念から順に解説します。

土用の期間は、一年に何日間あるでしょう?土用の丑の日一日だけではありません。春土用は立夏の前、夏土用は立秋の前、秋土用は立冬の前、冬土用は立秋の前のそれぞれ一八日間を言います。

別の言い方をすれば土用は、春夏秋冬、季節の終わりの一八日間に当たり、一年に18×4で七二日間あります。

十二支でいうと土用は、五行配当表十二支早わかり表を見てもわかる通り、丑、辰、未、戌です。それでは何の為に土用があるのでしょうか?それは季節を循環させる為です。

季節はいきなり春になったり、夏になったり、秋になったり、冬になったりしません。過ぎ去るべき季節を殺し、来るべき季節を育成する、それが土用の作用によってなされて、初めて新しい季節がやって来るのです。

相剋

所で陰陽五行説には相剋(そうこく)という概念があります。木気は土気に、土気は水気に、水気は火気に、金気は木気に剋(か)ちます。

同様の概念が十二支にもあり、上の十二支図のように対角線上に位置する十二支が対立関係になっており、例えば子(ね)は午(うま)、卯(う)は申(さる)に対立しています。

鰻を食べる理由

それでは以上を踏まえ、土用の丑の日問題について民俗学者の吉野裕子[註1]の説に則って解説します。まず土用の丑の日は、いつを指すのでしょうか?

前述のとおり夏土用の一八日間の丑の日が土用の丑の日に当たり、2019年(平成31/令和元)は7月27日(旧暦6月25日・乙丑)です。7月(旧暦6月)は十二支で表すと未(ひつじ)。よって未月の丑の日=土用の丑の日と覚えておくとよいでしょう。

それでは何故、丑の日なのでしょうか?未の相剋(対立)関係にある十二支は何にあたりますか?

そうです、丑です。夏の暑い時期である未月を、その対立関係である丑を食べて打ち剋(か)ち元気をつけよう!という意味が土用の丑の日に込められていると考えられます。陰陽五行説に基づくなら未(火気)を丑(水気)で鎮めよう!ということです。

それでは、何故鰻(ウナギ)を食べるようなったのでしょうか。江戸時代には牛を食べることが禁忌されていたので、その代りに色は黒、水気の象徴の鰻を食べることになったと考えられます。以上の理由から現代においては、土用の丑の日に鰻でも構いませんが、別に丑を食べても問題ないように思います。

  

補註

註1:吉野 裕子 『陰陽五行と日本の民俗』(人文書院 、1983年)

暦講座

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