くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

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看板・扁額その1

鎌倉くずし字看板その1

鎌倉にあったくずし字の看板です。全部読めるかな?

うなぎ

うなぎ蒲焼

「な」は「奈」をくずしたもので、現在私達が使っている「な」も「奈」をくずした仮名です。

生そば

生そば

「そ」は「楚」、「ば」は「者」のくずした変体仮名で書かれてます。全国各地のおそば屋さんで、よく見かけるくずし字です。

みつはし

みつはし

お蕎麦屋さんです。「し」は「志」をくずした変体仮名です。「し」だけが漢字表記のようにも見えますが、全て仮名で書かれています。

さくらの

さくらの

和菓子屋さんです。「く」は「久」をくずした変体仮名です。古文書では、この様に二段階ひねりで「く」を書く場合が多いです。

社頭

社頭 シャトウ

和紙の専門店です。「社」はなんとなくわかるかと思うのですが、難しいのは「頭」です。「頭」のくずし字は理屈抜きで覚えるしかないくずし字です。

近世村方文書ですと「頭」は「組頭」としてよく使われます。「名主、組頭、百姓代」といった具合に文書の中に出てきます。

峰本

峰本

お蕎麦屋さんです。「本」が少しくずされています。

鎌倉 源吉兆庵

鎌倉 源吉兆庵

和菓子屋さんです。右から文字が書かれています。「源」に見られるようにさんずいはこの様に、一本の縦棒のように、くずす場合が多いです。

御菓子司

御菓子司

上記源吉兆庵さんの、のれんです。「御」は古文書ではこのようにくずします。「おかしつかさ」と読みます。お菓子を作る人という意味です。

なか川

なか川

日本料理屋さんです。「な」は「奈」、「か」は「可」をくずした変体仮名です。

くずし字とはいえ、仮名で「なか」と書かれた横にふりがながをふるというのは、なかなかあるものではありません。非常に珍しい看板だと思います。

  

看板・扁額

1.鎌倉編その1 /2.鎌倉編その2/3.鎌倉編その3/4.川越編/5.昭和レトロ館

6.お寺の額(扁額)その1/7.お寺の額その2/8.御詠歌/9.江戸時代の女性の名前

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