答え・解説
小江戸 しるこ
江戸時代の人々は実際、写真のような字体で書いていました。
くずし方
「し」は「志」、「こ」は「古」をくずした変体仮名。現行の平仮名「し」は「之」、「る」は「留」、「こ」は「己」をくずした字体です。
平仮名の字体が現行のものに統一されたのは、明治二三年の小学校令施行規則によります。それ以前は、今私達が使っている字体とは異なる仮名文字(変体仮名)を多く使用。文字の書き方の歴史も併せてご参照ください。
おまけ
史料写真の包装を取り外すとあらびっくり。川越藩御用達だったお店のお菓子らしく、葵紋が出てきました。これをお椀に入れ、お湯を注いでおしることしていただきます。
川越藩は武蔵国入間郡(現在の埼玉県川越市)周辺を領した藩。江戸に近い支城として幕府から重視されていました。川越藩主は幕府の老中職に就いた者も多く、徳川綱吉の側近・柳沢吉保などがいます。地元で有名なお菓子店です。
身近なくずし字
1.割り箸 初級 2.割り箸 中級 3.のし 4.日本酒 5.贈答品
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