くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

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身近なくずし字2

割り箸その2 くずし字解読 中級編11文字

史料

割り箸

前項に続いて、割り箸の包装についていた、くずし字です。こちらは上部にお店のメニュー含めの割り箸より字数が多めです。以下に解読してみましょう。変体仮名のほか、漢字のくずし字を含みます。

解読

その1

御

偏の「月」は、古文書においてもこの様にくずします。右下は口の形を残しており、わかった部首などから当てをつけて解読するのがコツ。ですが、これは難読ですね。「御前」と解読できました。

その2

そ

「楚」をくずした変体仮名。現行の平仮名「そ」は「曽」をくずした字体。

ば

「者」をくずした変体仮名。現行の平仮名「は」は「波」をくずした字体。「きそば」と解読できました。

その3

親

右側の旁(つくり)が「見」ぽい。でも左側がわからない…そんな時は前後関係から推測。

親子丼

親子丼

一字だけ切り取ると却ってわからないですが、古文書では前後を見ると簡単に読めることが多いです。

その4

天

これも一字だけ切り取ってみると、仮名の「え」にも見えますし、漢字「元」をくずしたようにも見えます。

天どん

「え」でも「元」でもなく、地味に難しいくずし方をしている「天」でした。

答え

割り箸

御膳 きそば/天どん、親子どん

現代で使われているただの割り箸ですが、いざ解読しようと思うと結構頭を抱える包装です。(笑)(画像下の住所・店名は当サイトで書き変えました。ご了承ください。)

身近なくずし字

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