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絵入知慧の環3

わらび、ねこ、うしなど

史料

絵入知慧の環4

※無断転載禁止

解読文と解説

一行目

わらび かめ よし
蕨/わらび 亀/かめ 葦/よし
「わらび」の「わ」は漢字の「和」をくずした仮名です。 「かめ」の「め」は漢字の「免」をくずした変体仮名[註1]です。 葦は「よし」のほかには「あし」とも呼びます。

二行目

たこ れんこん そば
章魚/たこ 蓮根/れんこん 蕎麦/そば
たこを蛸ではなく章魚と漢字で表記されています。 「れんこん」の「こ」は漢字の「古」をくずした変体仮名です。 そばは準備体操3鎌倉看板に出てきたくずし字ですね。

三行目

つくゑ ねこ なべ
机/つくゑ 猫/ねこ 鍋/なべ
「つくゑ」の「ゑ」は「え」と発音。漢字の「慧」をくずした変体仮名。 猫の獣偏がくずされて、手編のようではありますが獣偏です。 鍋の金偏(かねへん)が難しいですが、金偏はこのようにくずします。

四行目

らん むかで うし
蘭/らん 百足/むかで 牛/うし
これは問題なく読めるので、ちょっと休憩しましょうか。ふー 「むかで」の「か」は漢字の「可」をくずした変体仮名です。 丑(うし)の刻は現在でお昼の12時今の午前2時頃です。

このくずし字に注目!

一行目の「かめ」と二行目の「れんこん」は変体仮名[註1]で難しかったと思いますが、古文書をやっているうちに慣れます。そればっかだな。本当のことだからいいのいいの。

  

補註

註1:変体仮名とは、現在普通に用いられている平仮名とは異なる字体の仮名です。詳しくは古文書の文字の種類をご参照ください。

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/出所:古川正雄著/宛所:岡田屋嘉七/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

絵入知慧の環

1.絵入知慧の環とは/2.いぬ、にはとり/3.わらび、ねこ/4.いのしし、おほかみ

5.さくら、みかん/6.数字の読み方/7.父母の書き方/8.父母の呼び方/9.東西南北、左右上下

10.天地、日月/11.草木/12.日のいづるかたに/13.春夏秋冬/14.花見、涼み

15.月見、雪見/16.行事、風物詩/17.田をすく、種まき/18.田植、早乙女

19.田を刈る/20.稲こき、臼を引く

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