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絵入智慧の環19

昔の稲刈り 鎌を使用

明治六年の教科書(往来物)『絵入智慧の環』から、昔の稲刈りや田の草取りなどについて紐解きます。

史料

昔の田の草取り、鎌で稲を刈る様子

※無断転載禁止

解読文

右頁:たのくさとり、にね、いねのほ/左頁:いねをかる、また、たをかるともいふ

MEMO

右頁「くさとり」の「と」は「登」、「いね」の「ね」は漢字の「祢」をくずした変体仮名。左頁二行目の「また」の「ま」は「末」、「た」は「多」をくずした変体仮名

解説

「田の草取り」とは、稲の成長を妨げる稗などの雑草を取ること。

史料では『百姓往来』の農具にも記されている「鎌」を使って、稲を刈っている様子が描かれています。褌姿の男性三人が手作業で、一見牧歌的な風景ですが、稲刈りは現在、機械を用いても大変な作業です。

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/出所:古川正雄著/宛所:岡田屋嘉七/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

絵入智慧の環

1.概論 2.にはとり 3.つくゑ 4.ゐのしゝ 5.すゞめ 6.数字

7.家庭内序列 8.父母の呼び方 9.東西南北 10.天地

11.短文 12.方位 13.春夏秋冬 14.花見 涼み 15.月見 雪見

16.歳時記 17.耕起 18.田植 19.稲刈り 20. 脱穀

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