にはとり(鶏)、とんぼう(蜻蛉)などの変体仮名
史料
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解読文と解説
仮名(仮名の元になった字体)漢字:MEMO
- いぬ(以奴)犬:-
- ろ(呂)櫓:船をこぐ為の道具。
- はち(波知)蜂:-
- にはとり(仁波止利)鶏:漢字は異体字(旧字)雞。
- ほたる(保多留)蛍:多が変体仮名、現行の平仮名は太。漢字は旧字・螢
- へび(部比)蛇:-
- とんぼう(止无本宇)蜻蛉:本が変体仮名、現行の平仮名は保。
- ちやわん(知也王无)茶碗:王が変体仮名、現行の平仮名は和。
- りす(利春)栗鼠:春が変体仮名、平仮名は寸。鼠の字体は異体字で表記されている。
- ぬの(奴乃)布 :-
- るにん(留尓无)流人:尓が変体仮名、現行の平仮名は仁。
- をしどり(遠之止利)鴛鴦:一見難読だが現行の仮名「を」も遠をくずした字体。
解説
史料の単語はいろは歌(いろはにほへと)順に並んでいます。
変体仮名とは、現在普通に用いられている平仮名とは異なる字体の仮名。詳しくは古文書の文字の種類をご参照ください。
史料情報
- 表題:絵入知慧の環 初編上
- 年代:明治6.5(1873)/出所:古川正雄著/宛所:岡田屋嘉七/形態:竪帳
- 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
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