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小学算術書3

茶碗、鶴、俵を数える

史料

6~17問_小学算術書

※無断転載禁止

原文

  1. 上のの、茶碗は、幾個ありや、
  2. 四つは、何れなりや、(以下 八~十省略)
  1. 鶴の親は、幾羽ありや、答
  2. 鶴の子鳥は、幾羽ありや、答
  3. 親鳥と、子鳥にて、幾羽ありや、答
  4. 上の絵の、檎は、幾個ありや、答
  5. 今、一つを、増せば、幾個と、なるや、答
  6. 猶、一つを、増せば、幾個と、なるや、答
  7. 米の、は、幾個ありや、答

解説

七~十問「なりや」、十五・十六問「なるや」の「な」は変体仮名。現行の平仮名同様「奈」をくずした字体。くずし方の段階によって、変体仮名と現行の平仮名に別れることがあります。

変体仮名「は」は前頁・先生と生徒数で解説した通り。他は問題なく解読できると思います。

史料情報

  • 表題:小学算術書 巻一 師範学校彫刻
  • 年代:明治6. 3.(1873)/文部省 編纂
  • 埼玉県立文書館収蔵 大舘氏収集文書274
  • 当サイトは同館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

小学算術書

1.概論 2.先生と生徒数 3.茶碗、鶴 4.符号 5.足し算

6.墨の単位 7. 8.見台の足数 9.小銃、屏風 10.

11. 12.兵卒数 13. 14.蒸気船の速さ

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