見台の足数と単位
史料
原文_絵の下
- 家根の上に、鳩、四羽あり、空中に、舞ひたる、鳩、三羽あり、合せて此鳩、幾羽なりや、答
- 机の足は、四本あり、見台の足は、二本あり、合せて、此足、幾本ありや、答
- 小箪笥に、小なる、引出し、四つと、大なる、引出し、一つあり、合せて、此引出しの数は、幾個ありや、答
- 瓶、四つに、瓶四つを加ふれば、瓶幾本なりや、答
解説
- 家根(やね)は屋根と同じ意味。
- 見台の台は、異体字(旧字)䑓。台の異体字は外に臺があり、燭臺として『世界商売往来』などにも見られます。見台は、挿絵のとおり書物をのせて読むための台。
- 「引き出しの数は」の「数」は、異体字「數」。宮沢賢治『どんぐりと山猫』にも記載があり。
史料情報
- 表題:小学算術書 巻一 師範学校彫刻
- 年代:明治6. 3.(1873)/文部省 編纂
- 埼玉県立文書館収蔵 大舘氏収集文書274
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