HOME 入門講座 小学算術書 小学算術書8 見台の足数と単位 史料 ※無断転載禁止 原文_絵の下 家根の上に、鳩、四羽あり、空中に、舞ひたる、鳩、三羽あり、合せて此鳩、幾羽なりや、答 机の足は、四本あり、見台の足は、二本あり、合せて、此足、幾本ありや、答 小箪笥に、小なる、引出し、四つと、大なる、引出し、一つあり、合せて、此引出しの数は、幾個ありや、答 瓶、四つに、瓶四つを加ふれば、瓶幾本なりや、答 解説 家根(やね)は屋根と同じ意味。 見台の台は、異体字(旧字)䑓。台の異体字は外に臺があり、燭臺として『世界商売往来』などにも見られます。見台は、挿絵のとおり書物をのせて読むための台。 「引き出しの数は」の「数」は、異体字「數」。宮沢賢治『どんぐりと山猫』にも記載があり。 史料情報 表題:小学算術書 巻一 師範学校彫刻 年代:明治6. 3.(1873)/文部省 編纂 埼玉県立文書館収蔵 大舘氏収集文書274 当サイトは同館から掲載許可を頂いてます。 ※無断転載を禁止します。 小学算術書 1.概論 2.先生と生徒数 3.茶碗、鶴 4.符号 5.足し算 6.墨の単位 7.檎 8.見台の足数 9.小銃、屏風 10.星 11.里 12.兵卒数 13.斤 14.蒸気船の速さ 関連記事 女大学:手習い・洗濯・お稽古・裁縫 2023年1月22日 更新/2015年1月26日 公開