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女大学その7

江戸時代の女性の裁縫仕事

史料

針仕事

※無断転載禁止

解読文

針(はり)しごとの事

女子の第一にたしなひべき事は、ぬひはりのわざ也、人の妻(つま)として、夫(おつと)および□(しうと/\め)に衣類(いるゐ)を仕立(したて)てきする、元よりの任(やく)なれば、しらで協(かな)はぬ也

よしや、音曲(おんぎよく)その他(ほか)生花(いけはな)香茶(かうらせ)の湯(ゆ)等の遊芸(やうげい)に巧(たく)みなりとも、縫(ぬい)はりに疎(うと)きは、女の道といふべからず

心をこめてよく習(なら)ひ覚(おぼ)ゆべし、拙(つた)なく无器用(ぶきよう)ならば、人の見んこともはづかし

現代語訳

裁縫の仕事の事

女子が第一にたしなむべき事は、裁縫の仕事である。人の妻として、夫および舅・姑に衣類を仕立てて着せるのは、元からの役目なので、知らないで避けることはできない。

たとえ、音曲その他、生花・香茶の湯等の遊芸に巧みでも、裁縫に疎いのは女の道とは言わない。

心を込めてよく習い覚えること。拙く無器用だと、人が見た時に恥ずかしい。

解説

史料を読み解くと、江戸時代の女性が第一になすべき仕事ことは、裁縫ということがわかりますね。第二の仕事が洗濯、しわ伸ばし

私、全く裁縫できないのですが、「裁縫に疎いのは女の道とは言わない。」とか言われると余計できないままでいようとか思いますね。フフ

  

史料情報

  • 表題:女大学栄文庫
  • 年代:嘉永 4. 8.(1851)/宛名:山本平吉
  • 埼玉県立文書館収蔵 小室家文書2342
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
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