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女大学その2

歴史上の見習いたい女性

史料

倭姫命,気長足姫,衣通姫

※無断転載禁止

現代語訳

○倭姫命(やまとひめの-みこと) よわい五百歳と言う。

垂仁(すいにん)帝の第二皇女である。天照大神のお告げを受けて、伊勢国に至り、五十鈴(いすず)川の上に皇居をおく。今の内宮(ないくう・三重県にある皇大神宮)はこれである。

その後、またお告げがあって豊受(とようけ)大神を鎮坐する。今の外宮(げくう・三重県にある豊受大神宮)はこれである。

○気長足姫(おきながたらし-ひめ)天皇

仲哀(ちゅうあい)天皇の后(きさき)である。天皇がお亡くなりになってから、皇后は仮の男の姿となり、三韓を撃たれた。御功績は、人の知るところである。即ち、神功皇后のことである。

○衣通姫(そとおり-ひめ)

允恭(いんぎょう)帝の后にて、稚渟毛二岐(わかぬけふたまたの)皇子の妻である。帝の寵を得て藤原宮におられた。

お容(かたち)うるわしく、(衣を通して)光り輝くので衣通姫(そとほり-ひめ)と言う。帝を恋い慕い、ささかに(蜘蛛)の歌を詠んで、のちに紀伊国(現・和歌山県)・玉津島明神と崇められる。和歌三神の一人である。

解説

女大学(女大学栄文庫)1ページ目・巻頭を飾るのが当史料で、歴史上の女性三人が紹介されています。

この三人を見習えということなんだと思いますが、見習いたくねー!よわい五百歳の倭姫命、三韓征伐の神功皇后、史料では伏せられていますが兄と情を交わしてしまう衣通姫って、清少納言とかもっと他にいなかったのだろうか。

女大学本文で女は慎むことが何より肝要と諭して、どうしてこの人選になったのかナゾですね(笑)。史料解読文はこの下に掲載したのでご参考ください。

  

解読文

○倭姫命(やまとひめの-みこと) 寿五百歳と云

垂仁帝(すゐにん-てい)第二の皇女(わうちよ)也、天照大神の託宣(たくせん)をうけて伊勢国に至(いた)り、五十鈴川(いすゞかは)の上に宮居(みやゐ)を奠(おく)、今の内宮是也。

その後また託宣あつて、豊受(とようけ)大神を鎮坐(ちんざ)す。今の外宮(げくう)是なり

○気長足姫(いきなかたらし-ひめ)天皇

仲哀(ちゆうあふ)天皇の后(きさき)也、天皇かくれましてより、后宮(こうぐう)仮(かり)に男の姿(すがた)となり、三韓(かん)と撃(うち)給ふ、御功績(みいさを)は、人の知る処、則、神功后宮(じんこう-こうぐう)是なり

○衣通姫(そとほり-ひめ)

允恭帝(いんきよう-てい)の妃にて、稚渟毛二岐皇子(わかぬけふたまたの-わうし)の女也、帝(みかど)の寵(ちよう)を得て、藤原宮に居給ふ

御容(かたち)うるはしく、光(ひか)りごほる、因(よつ)て衣通姫(そとほり-ひめ)と云、帝を恋(こい)奉りて、さゝかにの歌を詠ず後、紀伊国・玉津島明神と崇(あが)め奉り和歌(わか)三神の一也

史料情報

  • 表題:女大学栄文庫
  • 年代:嘉永 4. 8.(1851)/宛名:山本平吉
  • 埼玉県立文書館収蔵 小室家文書2342
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

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