『女大学』目次兼名言集
序
江戸時代の女子の教科書『女大学』から当時の女性の暮らしと文化――手習い、洗濯、お稽古、結婚、子育てなどを覗いてみよう!
目次
- 女大学とは:概要、著者と歴史、内容など。
- 列女伝:女性のお手本にすべき?恐るべき女性像。
- 近江八景と和歌:室町時代の関白近衛政家・尚通父子が選定したといわれる歌。
- 女性の手習い:「年をとってからでは、恥ずかしくて習えない」
- 洗濯、しわ伸ばし:「このような嫌気がする仕事もない」
- お稽古事:「無益になることもある」
- 裁縫の仕事:「裁縫に疎いのは女の道とは言わない」
- 髪・化粧:「取り乱すことは、親・夫に対し無礼」
- 子育て:「我儘・気ままに育てる人が多い」
- 身分格差:「我達女子の教えは、この本・大学に委(くわ)しいけれど平人・下民にはやや遠い」
- 音楽活動:「色っぽい振る舞いを見聴きすることを戒めよ」
- 結納:「女子はお歯黒するがこれも現在は大方やっていない。」
- 結婚式:「婿入りの式と言うことは多く見えたけれど、嫁入りの式の事は見えない。」
- 安産の秘訣:「本など見るといっても、ふざけたもの見ない。」
- マタニティケア:「産前・産後の育て方は、子の数多い老女に聞いて相談すること」
- 孝:「舅(しうと)・姑(しうとめ)に仕(つかふ)る」
- 父母の女子教育:「是(これ)皆(みな)、女子(によし)の親(おや)のおしへなき故(ゆゑ)也」
- 容姿より心:「女(をんな)は、容(かたち)よりも心(こゝろ)の勝(すぐ)れるをよしとすべし」
史料情報
- 表題:女大学栄文庫
- 年代:嘉永4. 8.(1851)/宛名:山本平吉
- 埼玉県立文書館収蔵 小室家文書2342
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