解読文
画像右側の名前
1.かめ 2.きよ 3.いろ 4.さん 5.とめ 6.ぎん 7.はつ 8.しゆん 9.かや 10.とら 11.しげ 12.ろく 13.まつ
画像左側の名前
14.みよ 15.しゆん 16.みい 17.まつ
女性の思いが詰まったお寺
上記扁額(へんがく)の名前を解読してみると、あらビックリ!女性の名前が八割以上を占めているのがわかりました。
江戸時代の女性の名前は位の高い人を除いて一般に、仮名で、漢字表記でないのが特徴。ちなみに名前を付ける人は生みの親以外に、仮の親子関係を結んだ産婆や乳親などの場合もあります。
上の写真は、金昌寺本堂に安置する有名な慈母観音像を遠くから拝んだもの、右写真は正面のお姿。
上記扁額に名を連ねた彼女らはどのような集団かというと、前項のとおり何らかの講中であり、当寺から推察するに子安講あるいは類似の講に集った仲間の女性たちと考えるが自然でしょう。
このような背景を踏まえてもう一度、この扁額に刻まれた御詠歌や女性の名前を解読してみると、当時の人々の願いや思いが伝わってきます。
看板・扁額
1.鎌倉編 蕎麦屋 日本料理 2.和食屋 3.薬局、旅館 4.川越編
8.秩父 金昌寺・9.江戸時代の女性の名前